2016年01月31日

いつまでも大切なもの

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

『いつまでも大切なもの』(猫の言葉社)


いつまでも大切なもの

フィンランド文化に特化した出版社、「猫の言葉社」の絵本です。

いま『フィンランド語は猫の言葉』という本を読んでいるのですが、
その著者である稲垣美晴さんが設立したのが、猫の言葉社です。
本書の訳も手掛けています。
始めはそのことを知らずに読んでいたので偶然の一致に驚きましたが、
きっと「フィンランド」「猫」というフレーズに引き寄せられたんですね。

以下の3つのお話が入っています。
「ぬいぐるみの涙」
「青い天国へ行った猫」
「すてられた洗濯機」

それぞれ使われなくなったり、老いたり、古くなったりして、
役目を終えようとするものたちの物語です。
読み始めると悲しく切なくなるのですが、やがて新しい居場所が見つかり、
新たな場所での役割が始まる、そんな希望に満ちたお話です。

題名が示す通り、「いつまでも大切なもの」が身近にあるということを
静かに、そして強く感じさせてくれます。


著者のヘルヤ・リウッコ=スンドストロムはフィンランド人。
セラミック・アーティストであり、あの「Arabia」でデザイナーを務めます。
本書もそうですが、陶板を挿絵とする絵本を製作しています。
だからでしょうか、他の絵本の絵とは少し異なる、
深みのある、優しい雰囲気が醸し出されています。

フィンランドのほとんどの家庭には、何かしらの作品があるそう。
家に置いて、じっくり味わいたい一冊です。


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2016年01月29日

わたしのいえ

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

『わたしのいえ』(偕成社)


わたしのいえ

年末から楽しみにしていた新刊絵本が入荷しました。

様々な視点から描かれた「いえ」が楽しいです。
それは靴だったり、乗り物だったり。
こびとや森の神様、アライグマの家も?

今日のような静かな雨の日には、家でゆっくりページをめくって、
いろいろな家に思いを馳せながら眺めたくなります。

そして、世界中の様々なところに暮らしている人々にとって、
落ち着ける家、暖かな家があることを願わずにはいられません。

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2016年01月27日

はらぺこガズラー

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

『はらぺこガズラー』(ほるぷ出版)


はらぺこガズラー

最近見かけて気になっていたこの本。
北欧っぽい絵だなと思ったら、やはりノルウェーの作家でした。

あまりにも大喰いのために捨てられそうになった猫のガズラー。
「そうはいかないぞ」とだんなさんとおかみさんを食べてしまいます!
そしてそのあとは出会うものすべてを次々にお腹のなかへ。

いろいろなものを「ガツガツくっちまった」という訳が最高に面白い!

絵本の定石である繰り返しとリズムのある文章に引き込まれます。
「ガズラー」「ガツガツ」などの言葉は声に出して読みたくなりますね。
そして、「そうきたか」と思わせる、これまた絵本らしい結末へ。

絵のインパクトもさることながら、物語としても完成された王道の絵本です。


作者はノルウェーで子ども番組づくりをしていたそう。
子どもが喜ぶ要素がたくさんちりばめられています。

posted by ひるねこ at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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