2016年05月28日

『翻訳できない世界のことば』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

品切れていたこちらの本、当店にもようやく入荷しました。
最新刊というわけではないのですが、あまりにも面白いので紹介させてください。

『翻訳できない世界のことば』(創元社)


翻訳できない世界のことば

他の言語に訳すときにひとことでは表わせない、世界のユニークな単語たちが紹介されています。
日本語からは「BOKKETO」、「WABI-SABI」、「TSUNDOKU」がノミネート。
積ん読が入っているのがいいですね(^^)

ちなみに北欧関連でいうと(通常のアルファベット表記で申し訳ありません)、

ノルウェー語からは2つがノミネート。
「FORELSKET」は、〈語れないほど幸福な恋におちている〉
「PALEGG」は、〈パンにのせて食べるもの、何でも全部〉

フィンランド語
「PORONKUSEMA」は、〈トナカイが休憩なしで、疲れず移動できる距離〉

アイスランド語
「TIMA」は、〈時間やお金があるのに、それを費やす気持ちの準備ができていない〉

この他、スウェーデン語も3つあり、なかなかの北欧率です。
世界のなかでも独特の感性をもっているのでしょうか?

ちなみに最後にご紹介するのは、カリブ・スペイン語の「COTISUELTO」
〈シャツの裾を、絶対ズボンの中に入れようとしない男の人〉だそうです。

言葉のもつ意味の面白さを味わうと同時に、
世界の国々の文化や背景に思いを馳せることができます。


ぜひぜひご一読ください!
posted by ひるねこ at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月27日

『ささたくや サラダの本』

待ちに待った新刊が入荷しました!

『ささたくや サラダの本』(エムエム・ブックス)



移動式ローフードレストラン「TABI食堂」で知られる、ささたくやさん。
世界60か国以上にのぼる旅のなかで料理・音楽・靴づくりなど様々なことを学び、
2013年からは高知県四万十川のほとりの古民家に移住して、自給自足を志す暮らしをはじめています。

そんな ささたくやさんの独創的なサラダレシピ54が紹介されています。
どのページを開いても、そこにあるのは鮮やかで美しい野菜たち。
思わずゴクリと唾を飲み込んでしまうのは、ただ「美味しそう」という印象だけでなく、
その瑞々しさを口いっぱいに頬張りたい、身体に取り込みたいという感覚ゆえかもしれません。
野菜たちが本当に生きているように、そして喜んでいるように感じるのは、
これらが〈ローフード〉であることと関係があるかもしれません。

《ローフードとは、食材を生のまま、つまりは熱を加えずに調理することで、生きた命をそのままいただく食事のことです。熱を加えないことの意図は、食物に熱を加えることによって、食物中にある、わたしたちのからだにとって有益な酵素が壊れてしまうのを防ぐことにあります。》本文より

本書はレシピだけでなく、エッセイとしても楽しめます。
さささんが昔は生野菜が嫌いだったこと、「生のものしか食べないなんて、うさぎじゃあるまいし、冗談でしょ!」と思っていたこと、そこからのローフードとの出会い、断食や瞑想のこと、定住型の暮らしについて。

<自然の営みと、よりダイレクトにコネクトできます>
<からだの内側の感覚がより軽やかに感じられる>
<細胞レベルで満たされている感覚>
<「何を摂取するか」を考えることは、「食事のあと自分がどういう状態でありたいのか」ということに意識を向けること」>


など、普段自分が考えていることと同じこともあり、とても興味深く読むことができました。

第2章の「料理をしない料理教室〈ワークショップ〉」もとにかく面白いのでおススメ。
そしてとても凝った装丁も素敵です。これはぜひ手に取ってお確かめください。

あらゆる感覚が刺激され、研ぎ澄まされるような1冊。
サラダ好きな方はもちろん、食に関心のある方はぜひご覧ください。

posted by ひるねこ at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月26日

『かがり火』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

青柳拓次・作/北川佳奈・絵
『かがり火』(mille books)



舞台は沖縄。
村でただひとりの女漁師の「おばあ」は最後の漁を終えた日、
長年ともにしたボロボロの木舟を浜辺で燃やします。
それは美しいかがり火となって奇跡をもたらし、そしておばあは遠い海の向こうへ旅立っていきます。

おばあの旅立ちがテーマですが、ここに描かれているのは「死」ではなく「生」だと感じました。
沖縄には「水平線の向こうに〈ニライカナイ〉という別の世界が存在する」という信仰があります。
現世での生と、ニライカナイでの生。
おばあの生命の永遠のつながりと煌めきを感じさせてくれます。

沖縄在住の音楽家、青柳拓次(リトルクリーチャーズ)の歌うような文章、
今作が絵本デビュー作となる画家・北川佳奈の優しくも力強い絵。
鮮やかに描かれた沖縄の空や海、木々や花、鳥たちの絵には、
瞬きするのが惜しいほどの圧倒的な力があります。

8月に北川佳奈さんのトークイベントと原画展を行う予定です。
どうぞお楽しみに!
posted by ひるねこ at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
FX 商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。