2017年04月28日

『ひげひげ わたりひげ』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

明日からいよいよGW。きっとゴキゲンにお過ごしな方も多い金曜日、
こんなゴキゲンな絵本はいかがでしょうか。

酒巻 恵『ひげひげ わたりひげ』(あかね書房)


ひげひげ わたりひげ [ 酒巻 恵 ]

春がきて暖かくなると、いろいろな命が動き出します。
そして、町にはまた「ひげ」の群れが帰ってきました。

チョビひげや男爵ひげのような見慣れたものもあれば、「ギザギザヒゲ」「二ホンドロボウヒゲ」、さらに世界には大きさが10メートルを超える「ジャイアントオオヒゲ」や毒をもつ「ドクヒゲ」、「シンダフリヒゲ」や「クチブエヒゲ」まで生息しているのだとか!

あらゆる生き物の鼻の下にくっついてひげ面にしたかと思えば、求愛ダンスを踊って、巣を作り子育てをします。子ひげたちは飛ぶ訓練をしたり、くっつく練習をして、だんだんと成長します。
そうして、やがて来る旅立ちの日を待つのです。

秋がきて、大きくなったひげたちの群れは集まりはじめます。
寒くなったらもうこの町には暮らせません。
また暖かな場所を求めて飛んでいきます。
南の国では一体どんな生き物たちの鼻の下で過ごすのでしょうか。


はい、ポカンとしますね。
ひげが飛ぶ?巣作り?ちょっとのけぞります。

作者の酒巻恵さんはデビュー間もない新人作家さん。
このセンスとユーモアのあるイラストに脱帽です。
これからの活躍が楽しみですね。

いつかひげたちが飛んできて、自分の鼻の下にくっついてくれないかな、などと妄想しています。どんなひげが似合うでしょうか。

『ひげひげわたりひげ』7月に当店で原画展を開催予定です。
どうぞお楽しみに!

現在、“みんなで作るひげずかん”イラスト大募集を実施中とのこと。
ご興味ある方、ぜひ。
http://www.akaneshobo.co.jp/tokushu/higehige/
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2017年04月27日

『Dear, THUMB BOOK PRESS』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

当店でも『Dear, THUMB BOOK PRESS』の取り扱いが始まりました。

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イラストレーター、銅版画家として活躍するタダジュン初の作品集。
架空のプライベート・プレス〈THUMB BOOK PRESS〉主宰のサムが愛した文学作品の装丁を、タダジュンが手がけます。

作品一点ずつに、コレクターによる解説が寄せられています。
柴田元幸や小野正嗣らによって語られる謎の人物・サムとは一体何者なのか。
その姿がこの作品集を通して浮かび上がります。

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出版したのは、学芸大学の小さな本屋SUNNY BOY BOOKS
実在しない人物が残した本たちが現代に蘇り、あたかも本当にその本が受け継がれているかのような錯覚に陥ります。
各コレクターの文章とつながるサムの年表や、写真、詩など、
もはやサムの存在を疑う余地がないようなこの仕上がり。

空想から物語が生まれる喜び。
極上の遊び心。

親指を立てたい。

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発行:SUNNY BOY BOOKS
判型:H229×W154
72ページ
2,200円+税
http://hiruneko.thebase.in/items/6188717
posted by ひるねこ at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月26日

『暗い時代の人々』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

森まゆみ『暗い時代の人々』(亜紀書房)


暗い時代の人々 [ 森 まゆみ ]

1930年から45年、満州事変勃発から太平洋戦争終結に至る15年間。
その「暗い時代」に、精神の自由を掲げて戦った9人の物語。
彼らが点したのは、「ちらちらゆれる、かすかな光」

間違いなく翳に覆われつつある今の時代において、本書はその小さな光です。
それを消さないように、大きくするように、本を売っていきたいと思います。

あとがきに引用されているのは、ドイツのルター派牧師・マルティン・ニーメラーの言葉。


ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった


「再び同じ道に迷い込まないように、わたしはあの大正デモクラシーから昭和の戦前・戦中をぶれなく生き抜いた人々について書いてみたいと思った。」

posted by ひるねこ at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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