2018年01月30日

『すてきなロウソク』(共和国)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

長田真作『すてきなロウソク』(共和国)




空にぽっかりと浮かぶ飛行船。ここでは様々なモノがひっきりなしに作り出されています。
そんな中、とんがり頭のパロムだけは唯一、壊れたモノを丁寧に直していました。

ある時、もらったロウソクの火を見つめていたパロムは、理由もわからず飛行船から逃げ出してしまいます。
辿り着いたのは、どうやら火を失った世界。街の人には歓迎されますが……。

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暗い世の中に灯をともすような希望に満ちた話かと思いきや、決してそうではなく、
不条理さ、理不尽さに心がざわつきます。

「アカルイセカイ」はどうやって作ることができるのか。
暗闇に光を差し込むことはできるのか。
様々な問いを投げてきます。

それでも火を消さない勇気を、私たちは持てるでしょうか。

http://hiruneko.thebase.in/items/9763911
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2018年01月27日

『この星の忘れられない本屋の話』『装丁、あれこれ』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

ヘンリー・ヒッチングズ 編 浅尾敦則 訳
『この星の忘れられない本屋の話』(ポプラ社)


この星の忘れられない本屋の話 (一般書) [ ヘンリー・ヒッチングズ ]

〈本屋とは新たな欲求を永遠に生み続ける場所であって、欲求の種をわれわれの中にいつまでもばらまき続ける。そして、長いあいだ休眠状態にあったその種が、ある日突然芽を出す−これが本屋のマジックなのだ。〉

ワシントンDC、ベルリン、ナイロビ、イスタンブール……。
世界の街の本屋と作家たち。撒かれた種の話。


●桂川 潤『装丁、あれこれ』(彩流社)


装丁、あれこれ [ 桂川 潤 ]

紙の本と電子書籍、タラブックスの本づくりや韓国の出版事情、小さな出版社や町の本屋、地方のブックイベント、一箱古本市……。「装丁」を中心に、本の世界を縦横無尽に語り尽くす。

装丁は「現実世界と異界とをつなぐ魔法の扉」。
本の扉を開くのがますます楽しくなりそう。
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2018年01月26日

『生き物を殺して食べる』(亜紀書房)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

ルイーズ・グレイ 著‎/宮ア真紀 訳
『生き物を殺して食べる』(亜紀書房)



食肉の消費を減らすには。
環境ジャーナリストの著者が選んだのは、自ら屠った動物だけを食べるということでした。
時に怯み、涙し、憤り、それでも肉を食べる。
その行為と感情が食物への感謝を生み、無駄な肉食を避けることに繋がるはずと信じて。


あまり肉を食べることを好みません。かと言ってベジタリアンを目指している訳でもなく、美味しいお肉は喜んでいただきます。ただそれがどこからやって来たのか、そのことは知っておくべきだと思うのです。

プロローグを読んだだけで、何度も胸が詰まりました。

彼女の最初の「狩り」はウサギ。
緊張の中、銃を撃ちますが、なんとそのウサギは宙返りして着地すると、信じられないことに駆け出して行ってしまったのです。

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〈「もう一発!」でも手が震えて引き金が引けない。〉

〈何かとてもひどいことをしてしまったような気がしてならなかった。〉

〈自分の身勝手さに腹が立った。どうしてこんな計画を始めてしまったんだろう?いったい何を証明したかったの?〉

〈わたしは言葉も出ず、泣くこともできなかった。〉

〈あのウサギは、失敗した時の気持ちを教えてくれたのだ。それは、動物を殺すなら背負わなければならないリスクだった。いわば肉食の代償と言えるかもしれない。〉

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私たちは毎日、間接的にでも生き物を殺しています。
善悪ではなく、向き合わねばならない事実が確かにあります。
posted by ひるねこ at 18:30| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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