『すごい論語』(ミシマ社)

すごい論語 [ 安田登(能楽師) ]
著者は能楽師。
能も論語も「つまらない(と思われている)」にも関わらず、なぜこんなにも長く人々を魅了し続けているのか?という疑問から改めて論語に向き合います。
冒頭の〈『論語』を孔子の時代の文字で書き直す〉に仰け反ります。
なんと孔子の時代には、「惑」という漢字はなかったのだとか。
ということは、あの有名な「四十にして惑わず」というのは一体?
論語に音楽を、宗教を、テクノロジーを投げかけると一体どうなるのか?
3人の識者と語る、新しく、すごい論語。
まさに知の化学反応。
刺激がすごい。