2019年08月01日

『丘のうえの いっぽんの木に』(童心社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

今森光彦 作
『丘のうえのいっぽんの木に』(童心社)


丘のうえの いっぽんの木に (絵本・こどものひろば) [ 今森 光彦 ]

小さな丘に、一本のエノキが立っていました。

春、落ち葉の下で眠っていたオオムラサキの幼虫が目を覚ましました。
「よいしょ、よいしょ」何日もかけて幹をのぼり、美味しそうな葉っぱをめざします。

やがて丸々太った幼虫はサナギになり、ついに紫色の羽をもつ立派なチョウになりました。


鳥や昆虫、カエルなど、様々な生き物の拠り所であるエノキの木。

春の目覚めから冬に再び眠るまで、1年間の季節の移り変わりを、オオムラサキを主人公にして描きます。

開発とともに姿を消しつつある「里山」。そこでは無数の命が生まれ、育まれています。
作者の今森光彦氏は、写真家や切り紙作家としての仕事と並行して、里山の復元をテーマに活動を続けてきました。

美しい切り紙で表現された生き物や植物、その繊細な線の一本一本が、私たちが守り、繋いでいかなくてはならない命の糸であるように感じられます。

エノキのまわりでは、今この瞬間にも、新たな物語が紡がれているはずです。





posted by ひるねこ at 13:22| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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