2020年01月20日

『舌を抜かれる女たち』(晶文社)

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メアリー・ビアード 著、宮ア真紀 訳
『舌を抜かれる女たち』(晶文社)


舌を抜かれる女たち [ メアリー・ビアード ]

歴史上、女性たちは公の場で語ることを封じられ、発言力のある女性は忌み嫌われてきた。

黙らせ、その言葉を軽んじ、男性が作り上げた社会、権力から切り離す。
「何を言ったか」ではなく、単純に「女性が発言した」ことに対して嫌がらせをする。

“ミソジニー”は、古代ギリシア・ローマの時代から、脈々と受け継がれてきた。

それは現代の西欧世界、そしてもちろん日本にも当たり前に存在している。

何も女性を特別扱いするのではなく、ただ同じ土俵が用意されるだけ。
制限を設けず、自由に競い、協力し、共に生きるだけ。

そんなシンプルなことが、なぜ出来ないのだろうか。

恥ずべき社会構造のせいで、一体どれだけの女性たちが、その能力を発揮することが叶わなかったのだろう。

口を噤むのは、もう終わりだ。
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2020年01月19日

『おまつりをたのしんだおつきさま』(のら書店)

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マシュー・ゴラブ 文
レオビヒルド・マルティネス 絵
さくま ゆみこ 訳
『おまつりをたのしんだおつきさま』(のら書店)


メキシコのおはなし おまつりをたのしんだおつきさま [ マシュー・ゴラブ ]

昔々、お日さまとお月さまが、まだ別々の空に住んでいた頃のこと。

星たちの話を聞いて昼間の世界が羨ましくなったお月さまは、人々を誘ってお祭りをすることに。

たくさんのご馳走と飲み物、彩り豊かな飾りや音楽。
仮面を着け、晴れ着に身を包んで、いよいよお祭りの始まりです。

ところがお月さま、あんまり楽しくてついつい食べ過ぎ。
時間がわからなくなって、さあ大変です。


これはメキシコのオアハカ州に伝わる物語。

今でも人々は、朝の空にお日さまとお月さまが浮かんでいると「ゆうべはお月さまがお祭りをしていたんだね」と話すそう。

メキシコ美術の伝統とも言える壁画が、そのまま絵本になったような存在感。
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2020年01月18日

『早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか?』(筑摩書房)

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『早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか?』(筑摩書房)


早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか? [ 早稲田文学会 ]

ある時には多くの人が笑っていても、時代とともに“笑えない”ものになる。

「笑い」は社会や文化の影響を受けながら、常に変化してきた。そして近年は特に、その傾向が著しい。

見た目や人種、ジェンダー、下ネタ……。

誰かを傷つける、不快にさせるような「笑い」は、当然ながら笑うべきではないもの、もう許されないものになっている。

新しい時代のお笑いは、もっとスマートに、洗練されたものになっていくのだろう。

それにも関わらず、いまだに旧い価値観をアップデートできない人たち。そしてそんなネタが蔓延っている。

そんなの関係ねえ?

もう笑えませんから。

残念!
posted by ひるねこ at 17:50| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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