2020年07月31日

『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

梨木香歩
『ほんとうのリーダーのみつけかた』(岩波書店)


ほんとうのリーダーのみつけかた [ 梨木 香歩 ]

同調圧力、群れ、言葉の形骸化、「日本すごい」、批判精神。

一時間足らずで読めてしまえるこの小さな本に、著者の大きな覚悟を感じる。

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大きな容量のある言葉を大した覚悟もないときに使うと、マイナスの威力を発揮します。「今までに例のない」「いまだかつてない」「不退転の(決意で)」などなど、実際はそれほどのことでもないのに大袈裟な言葉を使うと、実態との間に隙間ができるのです。そこにヒューヒュー風が吹き荒んで、虚しさを掻き立てる。言葉が、張子の虎のように内実のないものになってしまう。
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本書のメイン部分は、2015年に書店で行われた、若い人向けのトークセッションが元になっている。

だが、状況はその時よりもますます悪くなった。

世界中がまさに未曾有の事態に直面している今、本当の言葉を語れるリーダーが、残念ながら日本には見当たらない。

そう、確かにこの本は、今読まれねばならなかったのだ。

これからの社会を作っていく若者はもちろん、この社会を今変えるべき大人たちに。

君たちはどう生きるか。
僕は、そして僕たちはどう生きるか。

息苦しさが増すこの時代、あなたが耳を傾けるべき存在は、決してどこかを探せば見つかる訳ではない。もっと身近なところにいる。

「チーム・自分」。

これほど心強いものは無い。

https://hiruneko.thebase.in/items/32111345
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2020年07月30日

『あおいの世界』(講談社)

花里真希
『あおいの世界』(講談社)


あおいの世界 [ 花里 真希 ]

小学校5年生のあおいには空想癖があり、そのせいでクラスの中で浮いた存在になってしまった。

そんな時、父親の仕事の都合でカナダに引っ越すことに。

突然「6年生」になったあおいは、カナダでは出来るだけ「ふつう」にしていようと決めるが、様々な人種のクラスメイトやゲイのカップルと出会い、不思議な行事もたくさんあって、日本との違いに戸惑うことに。

片言の英語しか話せないあおいが、文字通り体当たりで異国の地に飛び込み、少しずつ外国での生活に順応していく。

空想の力は役に立つのか。
「ふつう」って何だろう。

一人の少女の成長物語。

https://hiruneko.thebase.in/items/32111425


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2020年07月29日

『みの日記』(天然生活の本)

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服部みれい
『みの日記』(天然生活の本)


みの日記 [ 服部みれい ]

「土とともに暮らそう」。
2015年、そんな思いを抱いて、原宿にあったマーマーマガジン編集部は岐阜県美濃市に引っ越した。

人口は2万人と少し。そこは空気と水が美味しくて、古くて「美しさが濃い」町だ。

都市でも田舎でもない場所で、著者と編集部はどんなあたらしい暮らし方をしてきたのか。

消費ではなく生産する暮らし、自分を頼りにする暮らし。
ありのままの自分で居られて、心底リラックスできる暮らし。

言葉にしてしまえば簡単に思えるが、そこは試行錯誤の連続だ。都市の利便性はここには存在しないし、自然を相手に生活をする以上、苦労や困難はつきもの。

それでもやはり、この「ローカル」な暮らしには、私たち人間にとって「本来の」あり方が詰まっているように思う。


自然を取り入れたセルフケアと、自然循環型のちいさな「農」。
そのリアルな移住記録は、これからを生きる私たちに、大きな問いかけとヒントを与えてくれる。

https://hiruneko.thebase.in/items/32112195
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