徳永圭子
『暗がりで本を読む』(本の雑誌社)

暗がりで本を読む [ 徳永圭子 ]
一冊分の隙間、棚の匂い、読み返す本。
日々書店の店頭に立つ著者が綴る心持ちと、厳選された書評。
「恐れているのは、誰もが長い文章を読まなくなること。書かなくなること。それが気づかないうちに進むことだ。」
「役に立とうが立つまいが、おそらく編まれた書を読む姿は尊い。」
「誰かの体験や物語があるというだけで、安らぎや慰めになるだろう。」
営業時代、徳永さんに一度だけお目にかかったのはいつ頃の事だったでしょうか。
あれからも彼女はずっと、変わらずに本を売っている。
静謐な文章と本への真っ直ぐな眼差しに、背筋が伸びるような気がします。
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