櫻井とりお
『虹いろ図書館のひなとゆん』(河出書房新社)

虹いろ図書館のひなとゆん (5分シリーズ+) [ 櫻井 とりお ]
小学4年生のひなは、病気のせいでなかなか学校に馴染めません。
しばらく休んでいたので友だちもできず、体を疲れさせてはいけないので、体育や水泳は見学です。
午前中の授業だけで早引けするので、帰る時はいつも一人。
校庭を横断していると、砂漠の真ん中を横断している気持ちになります。
そんな彼女のオアシスは、つぶれかけの会社みたいな古い図書館。
下校途中で図書館に寄り、本を読んだり司書のイヌガミさんと話すと、
ぽかんとした風船みたいな気持ちが消えていくようです。
ある日、不思議な少女ゆんと出会いました。
世界中を巡ってきたゆんは、ひなに色々な話をしてくれます。
ずっと友だちでいたい。そう思っていたのに……。
当店でも大人気だった「虹いろ図書館」シリーズ第2弾。
図書館では今日も、奇跡が起きるでしょうか。
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