温 又柔、木村 友祐
『私とあなたのあいだ』(明石書店)

私とあなたのあいだ いま、この国で生きるということ [ 温 又柔 ]
「本当は誰もが、自分はここにいる、と言い始めることができるはず。みな本来、対等な存在なのだから。私たちが声をもつとき、歴史のなにかが変わるだろう。私も、あなたも、誰もがその主役なのだから。」
読んだ人が、どこかのだれかが勝手に決めた「標準」や「規範」の呪縛から解き放たれ、自分が自分であることの信頼を取り戻せるように。
二人の芥川賞候補作家による往復書簡。
動物とヒト、持てるものと持たざる者といった、対立する項目の「あいだ」をめぐって交わされる言葉。
そのグラデーションに目を向ける。
いま、この国で生きるということ。
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