言葉とイラストを合わせた創作を行っています。

----------
「『...とにかく、ようやく、立ち上がったところだ。』
空っぽだった植木鉢に、新しく土と小さな苗を植えるその瞬間。
悲しみも幸せも、記憶の中で溶けてしまって、
今更どっちがどうだったかわからない。
何もかも忘れることはないけれど、いつまで覚えているだろう。
なんてね、そんなこと冗談でも言わないよ。
そんな日はこないと思っていたけれど、それでももう前に進む時がきたよ。
あなたがいつかそれを埋めてくれる前に。
私は少しずつ、自分で何かを植えてみようと思うよ。」
---
喪失を描いた、第一作目となるイラスト詩集『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』、
名前のつけられない関係性に新しい名前をつける第二作目のイラスト詩集『猫と惑星に名前をつけようとしてくれた君へ』のパネル・原画展示のほか、日常の中にある”あの一瞬”を切り取ったイラスト集『The Feeling When...(そんな時の、あの感じ。)』展示、トートバッグシリーズなどのグッズ販売を行います。
日常、記憶、忘却と再生。言葉と絵の世界をお楽しみに。
このほか、色んな(日常の中で意味も脈絡もなく突然現れ、人を願わくば幸せにして去っていくような)ささやかな企画を計画中。
ぜひ遊びにきてくださいね。
---
■安達茉莉子(adachi, mariko)
大自然に囲まれながら、本と空想の世界にトリップするインドアな幼少時代をすごす。大学卒業後、防衛省勤務、兵庫県篠山市の限界集落での生活、イギリス大学院留学、JICA勤務など様々な組織/場所での経験をするなか、人間が人間であるための『言葉』を心の拠り所として、詩と小説を綴ってきた。
現在は東京都内で、"MARIOBOOKS"の屋号のもと、言葉とイラストを中心とした創作活動を行っている。2016年初夏、初のイラスト詩集『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』と『猫と惑星に名前をつけようとしてくれた君へ』を発表。ミュージシャン大和田慧のミュージックビデオ『The Missing Piece』製作、歌詞共作等のコラボを行っている。
東京外国語大学英語専攻卒業、英国サセックス大学開発学研究所修士課程修了。 2011年第8回 短編恋愛小説 深大寺恋物語 『深大寺ラバーズ』審査員特別賞受賞。
■youtube
大和田慧 “The Missing Piece” ミュージックビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=fxZlU4kSE24
■web
mariobooks.com
Twitter/Instagram: @andmariobooks
mariobooksinfo@gmail.com
○会期:9/29(木)〜 10/11(火)11:00〜20:00
(店舗営業時間に準じます)※最終日は14時まで
休業日がありますので、必ずSNSをご確認ください。
○場所:ひるねこBOOKS 〈台東区谷中2-1-14-101〉
○入場無料


