2017年01月14日

『一汁一菜でよいという提案』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

土井善晴『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)


一汁一菜でよいという提案 [ 土井善晴 ]

長年にわたって家庭料理とその在り方を研究してきた著者による、
シンプルな料理のすすめと、食べ方そして生き方の指南。

「ご飯に味噌汁、漬け物は毎日食べても飽きない」

そう言われてみれば確かに。これにはハッとしました。
それは人間が意図してつけた味ではない、自然物だからだそう。
食べてすぐ「おいしい!」と感じられるものは大体人工的な味付けで、毎日食べ続けることはできません。

脳が喜ぶおいしさと、身体全体が喜ぶおいしさは違う
「普通に美味しい」のは正しい
手間をかけることは、必ずしもおいしさにつながらない

など、力強い言葉にただ圧倒され、頷くばかり。

私たちは食べることが本来もつ意味から離れて、「地味な料理ではダメ」「ひと手間かけることがエライ」「素敵な写真をSNSにアップしなくちゃ」など、誤解や思い込みによって動かされてはいないでしょうか。

食や食事を取り巻く環境を大転換する希望に満ちた名著。
これは本当に良い本と出合えました。

〈一汁一菜というのは、ただの和食献立のすすめではありません。一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。〉

料理や食に関わる仕事に就いている方はもちろん、
日々食べて生きている私たち全員が手に取るべき素晴らしい一冊。

posted by ひるねこ at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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