東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。
本日発売の新刊が入荷しました。
『小辞譚 辞書をめぐる10の掌編小説』(猿江商會)
「言葉には一つ一つ意味があるだろう。辞書の厚さの分だけ、人は世界を区切って、意味を与えてきたんだ」
詩人、小説家、女優、落語家……様々な書き手が描く辞書をめぐる物語。
文月悠光、藤谷文子、加藤ジャンプ、藤谷治など多彩な顔ぶれが集いました。
木村衣有子さんの「やきとりらしさ」。
焼き鳥と恋人と占いと辞書の関係性に心をくすぐられます。
本物の辞書を思わせる装丁も素敵です。
辞書をめくるように何度も開いて言葉に触れたい。
この中には言葉の魂、そして無限に湧き出る言葉の泉があります。
「検索」すればなんでもすぐに意味を調べられる時代。
その大元には、誰かの想いと責任が詰まった重みがあることを忘れてはなりません。
2017年04月04日
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