2017年08月21日

ヘルシンキ古本屋めぐり ー時々カフェとムーミンとー 【後半】

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東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

8/14〜8/19の間、夏休みをいただきフィンランドへ行って来ました。
仕入れの旅ではないのですが、やはり職業柄、本屋や古本屋は気になるもの。
北欧の本が好きで扱っているだけに、きっと彼の地のそこは宝箱のような場所。
いくら観光目的とはいえ、これは行かないわけにはまいりません。
というわけで、気になるお店をピックアップして、旅行の合間に巡って来ました。

*こちらは後半(8/16,17,18)の記録です。

前半(8/14,15)はこちらからどうぞ。
http://hirunekodou.seesaa.net/article/452844179.html?1503390522


それでは後半の始まりです〜。


●8/16 訪問店:古本屋2軒+新刊書店

この日はまず、オプショナルツアーに参加して、ヌークシオ国立公園へ。
静寂と清々しい空気に包まれ、まさに「森と湖の国」というのを実感します。
ちなみに映画「かもめ食堂」のポスターの撮影が行われたのもこちらです。

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みんなで薪割りをして、

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焚き火のそばで食べるシナモンロールは格別です。


その後、デザインセンターを見学。
イッタラ・アラビアなど、人気の北欧ブランドが集まっています。

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ツアーの最後はカイヴォプイスト公園にある、カフェ・ウルスラへ。
こちらも「かもめ食堂」の撮影が行われた場所。
あいにくの曇り空でしたが、こちらも自然に囲まれとても気持ちの良い場所でした。

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ここから徒歩で移動。
南の方から中心部へ戻ります。

こちらは、「かもめ食堂」の舞台になった場所。
今はオーナーが代わり、「Ravintola KAMOME(ラヴィントラかもめ)」というレストランになっています。
せっかくなので通りかかってみました。

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この日の古本探し、最初の目的地は古本屋ではなく、蚤の市。

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ヒエタラハティは、ヘルシンキでも最大の蚤の市ということで、
ビンテージの食器や雑貨、レコードなどが各ブースに積み上げられています。
古本を扱っているところもいくつかあったので、絵本や古切手を購入しました。


こちらは、偶然見かけた古本屋。

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その後、フィンランドで最も古い歴史をもつ、老舗のエクベリカフェで小休止。

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そして、この日最大の目的地、C. Hagelstam Antikvariaattiへ。

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足を踏み入れた瞬間、まるで時間が止まったかのような感覚に襲われました。
棚が放つ、圧倒的な重厚感と存在感。
長い歴史を積み上げてきた“匂い”が満ちています。
美術書の棚はまさに圧巻で、世界中の美術に関する本が集まっているのではないかと思わせるほどのボリュームです。
連れて帰りたい本が山ほどありましたが、厳選して絵本を購入。
後ろ髪を引かれる思いで、店を出ます。


そのすぐ隣には別の本屋Nideが。

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元々、ミュージアムショップに勤めていた方が開いたお店ということもあり、
アートやデザインに特化した新刊書店です。
センスのあるグッズや、おしゃれな文具なども売っていて、
流行の最先端という趣です。


●8/17 ムーミン美術館(タンペレ)へ

この日は、古本屋巡りはお休み。
一度は訪れてみたかった、ムーミン美術館へ。
そもそも北欧に興味を持ったのは、ムーミンの世界に出会ったことがきっかけ。
ようやく夢が叶います。

ドキドキしながら切符を買い、何度も確認して列車に乗り込みます。
いざ、タンペレへ。

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美術館は今年リニューアルオープンしたばかり。
ちょうどライセンスミーテイングが開催中ということで、
各国の関係者が集っていました。

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そして、ついにその時が。

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中は撮影できないのですが、あまりの素晴らしさにもう言葉も出ません。
トーベ・ヤンソンによる原画はもちろん、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラと作り上げた立体物の展示、詳しくは書けませんが原作ファンの心をくすぐる細かな仕掛けも満載で、まるでムーミンの物語の中に入り込んで行くよう。
日本語の解説にも対応していて、いかに日本からの観光客が多いかがわかります。

ロビーには、ムーミンたちと一緒に撮影できるスポットも。

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キャラクターや小物を自由に動かして撮影することができるので、
オリジナルのムーミン世界を表現することができます。

ライブラリーには各国の出版社からの寄贈本も。
日本語版もしっかり置いてありました。

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併設のレストラン・トゥフトもオススメです。

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タンペレの町は素朴で穏やか。
ヘルシンキの町とは違った味わいがあります。

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フィンレイソンの旧工場や厩舎跡を利用したマーケットなど、
この町の歴史や人々の暮らしを間近に感じ取ることができました。

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●8/18 訪問店:古本屋2軒

いよいよ最終日。
最後にどうしても訪問したかった古本屋があります。

その前に、近くのテンペリアウキオ教会へ。

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岩をくり抜いて作られた、この教会。
5年前の訪問時に大きな衝撃を受け、
ぜひ再訪してみたいと思っていたのでした。
天井から差し込む自然光がなんとも柔らかで、
奏でられる音楽と合わせ、神聖な気持ちになります。


偶然通りかかった古本屋で、絵本を購入。
店頭の1€箱がアタリでした。

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そしてついに今回の最終目的地、ARKADIAへ。

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『世界の夢の本屋さん』にも掲載されている、フィンランドを代表する古本屋さんです。
店内に入ると、店主のイアンさんが気さくに話しかけてくれました。

地下に降りると、奥のさらに奥まで続く広大な空間が。

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絵本から始まり、文学、人文、哲学、法律、美術など、オールジャンル。
しかもフィンランド語だけでなく、各国語が揃えられているのには驚きました。
数は少ないですが、日本の小説も置かれていました。
誰かが売りに来たのでしょうか。

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部屋には大きなテーブルや、ビリヤード台も。
連日イベントが行われているようで、まさに地域における文化の発信地となっています。

これだけの膨大な蔵書、とても全ては見切れませんでしたが、
最後にこの本屋に来ることができて良かったと、喜びを噛みしめました。

店主のイアンさんは以前に東京で個展を開催したこともあるそう。
またいつか会いましょうと、再会を期して別れました。


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4泊のフィンランド滞在も、終わってみればあっという間。
偶然通りかかったお店や、入れなかったところもあわせれば15店ほどの本屋をまわりました。

もちろんルートの都合で行くことのできなかった書店、
帰国して初めてその存在を知ったお店もあります。

もしヘルシンキで古本屋を巡る際には、ぜひ最新の情報をチェックしてみてください。
素晴らしい棚、そして素敵な店主さんが、あなたを待っているはずです。


*今回参考にした書籍

・『3日でまわる北欧inヘルシンキ』

3日でまわる北欧inヘルシンキ (SPACE SHOWER BOOKs) [ 森百合子 ]


・『世界の夢の本屋さん(3)』

世界の夢の本屋さん(3) [ 清水玲奈 ]
posted by ひるねこ at 19:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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