2017年09月17日

『フィンランド 育ちと暮らしのダイアリー』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

『フィンランド 育ちと暮らしのダイアリー』
藤井ニエメラみどり・著(かもがわ出版)


フィンランド育ちと暮らしのダイアリー [ 藤井ニエメラみどり ]

妊娠・出産から子育て、学校教育のプログラム、お金のこと……。
彼の地に長年暮らす著者だからこそ書ける、日常目線、より具体的なフィンランド考。

8月にフィンランドを訪れた際、最も強く感じたのが「人々にゆとりがある」ということでした。それは決して経済的に豊かという意味ではなく、人々が生活を楽しんでいるといった印象です。

もちろん夏と冬では全く環境が異なりますし、彼らの思考やスタイルも変わらざるを得ません。

ただ、それを差し引いても「社会が成熟している」という印象に変化はないでしょう。

「ネウボラ」という出産・育児相談所の存在による切れ目の無い子育て支援、様々な母語の教育が保証されていること、就学前準備教育である「エシコウル」と学校教育のスムーズな連携、授業料や給食費、教材費までが無料の義務教育。

こうして挙げるだけでも、子どもの育ちに対するフィンランドの手厚さがわかります。
もちろんこれらは税の高負担に支えられており、人口も経済も規模が異なる日本が、一朝一夕に真似できるものではありません。

また高齢化・ネット依存・移民問題など、先進諸国が抱える問題も変わらず存在します。
決して理想郷というわけではないのですね。

とはいえ、安心して子育てができるかどうかという点は国の根幹に関わりますし、日本が参考にすべき部分はあまりにも多いでしょう。

単純に比較できるものではありませんが、フィンランド、そして北欧各国の「幸福度」の高さは、その暮らしを支えるシステム、そして根底にある社会への信頼に裏打ちされているのでしょう。
posted by ひるねこ at 17:58| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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