2018年04月11日

こぎん刺し絵糸のブックカバー展

津軽発祥の刺繍「こぎん刺し」。伝統模様とオリジナル図案から魅力的な作品を生み出している〈こぎん刺し絵糸〉さんによるブックカバーの展示を行います。

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作品は全てオリジナルの一点もの。デザインから仕立てまで一つ一つ手作りです。
一針一針大切に柄を入れた、世界にたったひとつのこぎん刺し。

読書の時間がとびきり楽しくなるような、本を持って出かけるのがますます嬉しくなるような。
一生付き合える、読書の良き相棒を見つけてみませんか?

ブックカバーだけでなく、小物類の販売も。
当店のイメージカラーであるターコイズブルーを使った雑貨や、北欧国旗をモチーフにしたアイテムも制作してくださるとのこと。とても楽しみです。

本好き、刺繍好きの皆さま、ぜひお越しください。



●会期:5/12(土)〜 5/30(木)11:00〜20:00
(店舗営業時間に準じます)
※最終日は18時まで
毎週月曜定休の他、休業の場合がありますので、必ずSNSをご確認ください。

●場所:ひるねこBOOKS 〈台東区谷中2-1-14-101〉根津駅より徒歩約6分

●入場無料


*ブックカバーの価格帯は4,000〜8,000円程度です。お支払いは現金のみとなりますのでご了承ください。



〜以下、〈こぎん刺し絵糸〉さんより〜

青森県津軽地方が発祥の民藝刺繍、こぎん刺し。かつては野良着の保温と補強のために
刺し子として発展しました。布地の折り目を数えて刺す針の目が、幾何学模様をつくるの
が特徴です。その幾何学柄には無限のバリエーションがあります。
刺す人の手が、まだ見ぬ柄を求めて根気よく続けた針仕事。着る人を想って丁寧につな
げたひし形模様。その柄の一つひとつや組み合わせに、ただの実用としてだけでなく、女
性らしい遊び心や、しあわせを願うこころが詰まっています。精魂込めた刺し子は、着る
人を励まし守ったことでしょう。

現代では実用面での用途は失われつつありますが、今残るどんなに古くすり切れた野良
着も、緻密な手仕事の、はっと目を見張るような見事さ美しさは色あせていません。
かつての野良着同様に、いまの私たちの暮らしの中でも、手間ひまかけて丁寧に作られ
た「モノ」が持ち主を喜ばせたり、ふと励ましてくれたりします。そんな愛着の持てる、
美しい日用品として使ってもらえるような作品を目指して日々制作しています。
また、刺し子というと、どうしてもかわいらしいイメージがありますが、こぎん刺しは
その限りではありません。奇数の目数だけを拾って刺すことで生まれるひし形模様は、シ
ャープな印象で、むしろ格好良く粋でさえあります。

今回展示を企画するにあたって、男女問わず、どなたの身近にもありうる日用品を考え
たとき、ブックカバーがその一つだと思いました。手作業で布地にあわせて力加減するか
らこそ生まれる糸の凹凸が、本の背や表紙に触る手の感覚も楽しませてくれ、こぎんにぴ
ったりのアイテムです。
何度も読み返す本や、毎日持ち歩きたい本、夢ふくらませるためのノート。いろいろな
場面で、ぜひこぎん刺しを使う楽しさを味わうきっかけにしていただけるような展示にな
ればと思っています。


☆プロフィール

こぎん刺し絵糸
作家 竹下絵里子
 
1980年東京生まれ。明治大学文学部卒。
会社員を経て、こぎん刺し作家に。
東京という街でこそのカラフル&ライトさをテーマに
オリジナルデザインで作品を制作。オンラインのほか、
百貨店やイベントでの販売、教室開催なども。

http://kogin-eito.com/


バレッタ.jpg

蘇芳染 窓柄.jpg

ブローチ.jpg

さんかくブローチ.jpg

ブックカバー&カードケース.jpg

ポーチ.jpg
posted by ひるねこ at 15:19| Comment(0) | 展示・イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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