2018年08月06日

『難民になったねこ クンクーシュ』(かもがわ出版)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

マイン・ヴェンチューラ 文
ベディ・グオ 絵
中井はるの 訳

『難民になったねこ クンクーシュ』(かもがわ出版)


難民になったねこ クンクーシュ [ マイン ヴェンチューラ ]

2015年のある夜、トルコの沿岸でボートに乗り込んだ家族がいました。
母親と5人の子どもたち、そして飼い猫のクンクーシュです。
彼らが暮らしていたイラクの都市モスルでは、イスラム過激派がイラクの兵士たちと戦いを繰り広げ、爆弾や銃撃によって多くの人の命が危険にさらされていました。

「もう、ここでは暮らせない。逃げましょう」

こうしてトルコ、そしてその先のギリシャを目指していたのです。

ところがその途中、騒ぎに驚いたクンクーシュは、家族とはぐれてしまいました。
空腹を満たそうと食べ物を探すものの、野良猫たちに追い払われ、途方に暮れてしまいます。

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しかし幸運なことに、難民を支援するボランティアたちに拾われ、そこから事態が好転し始めます。

「まいごのねこを家族のもとへ」

SNSの投稿は世界中に広まり、やがてその情報が愛する人たちのところにたどり着きました。

ギリシャ〜ドイツ〜ノルウェー。
実際にあった5,000kmの物語。

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様々な事情があるにせよ、難民問題について日本は明らかに立ち遅れています。

受け入れ人数の少なさもさることながら、入国管理局での非人道的な扱いなど、恥ずべき「人権後進国」としての道を進んでいます。

私たちに今できることは何か、この絵本を通して考えさせられます。

posted by ひるねこ at 18:16| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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