2018年09月08日

『奇跡の本屋をつくりたい』『本の虫の本』『蒐める人 情熱と執着のゆくえ』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

久住邦晴(ミシマ社)
『奇跡の本屋をつくりたい』



営業時代、何度もその名を耳にしながらついに伺えなかった札幌・くすみ書房。
耳目を集めたフェアや試みの裏に、どれだけの苦悩や痛み、そして思いがあったのか。
17年に他界したオヤジが目指した「奇跡の本屋」は、きっとこれから生まれ、町を照らすに違いない。


林哲夫、能邨陽子、荻原魚雷、田中美穂、岡崎武志
『本の虫の本』(創元社)



ここで言う「本の虫」とは紙魚(しみ)ではなく、
言葉通り、本に埋もれ、本とともに生きる虫たち5人(匹)のことのよう。
「犬耳」「つんどく」などの用語から、本の世界、本屋にまつわるキーワードが満載。
書物とは、すべての人々ののっぴきならない生き様の果て、と。


南陀楼綾繁(皓星社)
『蒐める人 情熱と執着のゆくえ』



「集める」ではなく「蒐める」。それはもはや業だ。
編集者や古本界の重鎮へのインタビューからは、その真摯さがひしひしと伝わってくる。
本だけでなく言葉も蒐め続ける著者だからこそ引き出せる深度。
古書日月堂・佐藤真砂氏の「投了」という言葉が印象的。

posted by ひるねこ at 16:18| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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