2018年12月26日

『公衆サウナの国フィンランド 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス』(学芸出版社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

こばやし あやな
『公衆サウナの国フィンランド 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス』
(学芸出版社)

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「公衆サウナ」とは、人々がお金を払って入りに来る、民営の公衆浴場のこと。
いわば、フィンランド版の銭湯です。

19世紀以降、フィンランドの都市部ではインフラとして機能していました。
ですが時代の変化やオイルショックなどもあり、ピーク時にはヘルシンキ市内に120軒以上あった店舗が、21世紀に入る頃にはたったの3軒に。
かつては生活に欠かせない場所であった公衆サウナは、もはや斜陽産業となっていました。

しかし、2010年を過ぎると、にわかに様相が変わりだします。
新しい施設のオープンが相次ぐと、観光局による老舗サウナのPRもあり、地元の若者たちや観光客が集うスポットに変貌を遂げたのです。

一度は見向きもされなくなった公衆サウナが、なぜ人々にとっての新しいサードプレイスになったのか。

多くの人を惹きつける魅力とは、一体何なのか。

そこには日本の銭湯にも通じるヒントがありました。

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著者は、現地で「Suomiのおかん」としてコーディネートや執筆、翻訳活動を続ける、こばやしあやなさん。

元々銭湯好きだった彼女は、「人生でただ一回だけ」と考えた海外旅行でフィンランドを訪れ、たちまちサウナに魅了されます。

その素晴らしさに取り憑かれ、「フィンランド公衆サウナの歴史と意義」という、現地でも前人未到のテーマで修士論文を執筆したこばやしさん。

彼女が語るサウナの魅力、そしてその熱が、全身に浴びせかけられ、毛穴から入り込んでくるかのよう。何とも言えない心地良さを覚えます。

これを読んだら、どうしたって現地でサウナに入りたい。そして裸の姿で、見ず知らずの人々と語り合い、共に汗を流したい。

読んでいる最中から、爽快感が迸ります。

合言葉は、
「フュヴァット・ロウリュット」
(いいロウリュ〔蒸気〕だね)

さあ、あなたもサウナの扉を開けて、一歩踏み入ってみませんか。

*1/18のトークイベントは、満席となりました。


☆WEB SHOP⇨
http://hiruneko.thebase.in/items/15381373


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posted by ひるねこ at 18:18| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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