2019年01月28日

『まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験』(朝日出版社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

木ノ戸昌幸『まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験』(朝日出版社)


まともがゆれる -常識をやめる「スウィング」の実験 常識をやめるスウィングの実験 [ 木ノ戸昌幸 ]

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「まとも」や「常識」や「普通」といった曖昧なものが指し示す範囲はどんどん狭まる一方のようだ。もう何かを更新しなければいけないことに多くの人が気づいているのに「就職はまだ?結婚はまだ?お子さんはまだ?」なんて無神経な言葉を飛ばし合い、そんなふうにうまくいってしまった人たちを祝福し、そうできない人のことは見て見ぬふりをしている。そしてうまくいってしまった人たちですら、いつ自分も脱落してしまうか分からない不安の中で、「わたしは違う、わたしはだいじょうぶ」という思い込みの階段を、かなりの無理をしながら上り続けているように見える。
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京都にあるNPO法人「スウィング」は、障害のある人々が働く福祉施設。

「自宅の電化状況」「忍者になりたい」など、“どうでもいい”話が飛び交う朝礼、戦隊モノの衣装に身を包む清掃活動「ゴミコロリ」、芸術創作活動「オレたちひょうげん族」など、そのユニークな取り組みは各所から注目を集めている。

ここに登場するのは、「失った人」「できない人」「回復することのない人」たちのエピソード。
これがまた、なんとも愉快なものばかり。

それは、この「スウィング」という場所のもつ自由さ、懐の広さがもたらすものに違いない。

ダメでもいい、できなくてもいい、弱くてもいい。

いつの間にか狭まってしまった「当たり前」「まとも」の価値観をゆすり、ずらし、生きやすさの領域を広げる。

ここにはたくさんのヒントが詰まっている。

めちゃくちゃ面白い。

☆WEB SHOP
http://hiruneko.thebase.in/items/16744730
posted by ひるねこ at 17:56| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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