2019年03月15日

『7袋のポテトチップス』(晶文社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

湯澤規子『7袋のポテトチップス』(晶文社)


7袋のポテトチップス 食べるを語る、胃袋の戦後史 [ 湯澤規子 ]

人はそれぞれ「食の履歴書」をもっている。「食物語(たべものがたり」と言ってもよいかもしれない。

個人の食をめぐる状況や思い出などは、まさにその人自身を表現し、そのまま人生の足あとになってゆく。
そしてそれは個人的なものに見えて、実は極めて社会的なものでもある。
各自が持っている経験は唯一無二でありながら、同時代に生きた人々と関係し、共鳴しあっているのだ。

私たちは一体「どこ」で、食べ物を食べているのだろう。

空腹を満たすため、「胃袋」で食べた時代。
美味しさを味わう余裕が出て「舌」で食べ、さらに見た目の美しさや珍しさを「目」で食べた時代。
成分や機能、栄養などを理解し、選別しながら「頭」で食べた時代。

そして今、SNSの流行によって食がアイコン・記号化し、「他人の目」に食べさせ、承認を得ることで「心」を満たす時代になっているという。

そうなると、そもそも「食べる」とは何か。
人々はなぜ食べるのか?

新宿駅前で100年続く一軒のめし屋を皮切りに、オリンピックや万博、アンパンマンやサザエさんを巻き込んで、その論は時代を超えて紡がれてゆく。

名著特有の芳しい薫りが、その佇まいから立ち上る。

これは間違いない。

☆WEB SHOP⇨
http://hiruneko.thebase.in/items/18248525
posted by ひるねこ at 18:57| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

FX 商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。