益田ミリ
『しあわせしりとり』(ミシマ社)

しあわせしりとり [ 益田ミリ ]
幼い頃の思い出や現在の生活、そして将来。
人生はしりとりのように繋がっていく。
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しりとりで負ける人が好きだ。「めろん」と言いかけて、「ん」で終わることに途中で気づき変更しようとしたものの、結局「めろんぱん」で負けてしまったオトナをわたしは知っている。おおらかだ。素敵すぎる。しりとりで負けないうちは人間まだまだという気さえする。
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この言葉に、思わず肩の力が抜ける。
益田ミリさんの絵や文章は、ほのぼのとしていて、すっと胸に沁みるのに、でも必ず心のどこかをチクっと刺激して、だからいつ読んでも本当に心地良い。
何かあったとき、なんでもないとき、ゆっくりページをめくりたい。