内田樹、釈徹宗、茂木健一郎、高島幸次、植島啓司
『日本人にとって聖地とは何か』(東京書籍)

日本人にとって聖地とは何か [ 内田 樹 ]
日常で使われる「聖地巡礼」という言葉。
それは文字通りの宗教的な意味を持つこともあるし、アニメや漫画などの作品において、物語の舞台やモデルとなった場所を巡ることを意味する場合もある。
では、その“聖”とは、一体何で、そこはどこなのか。
斎場御嶽や伊勢神宮といった、大多数に認められたパブリックな聖地と、もっと個人に近い、センチメンタルでプライベートな聖地、が確かにある。
そしてその間にはグラデーションのように、“聖”の意味するものが広がっている。
脳科学、歴史学、宗教人類学など、様々な視点から探る、日本人と聖地。