富永京子
『みんなの「わがまま」入門』(左右社)

みんなの「わがまま」入門 [ 富永京子 ]
私たちが生きやすい社会をつくるために、絶対的に必要な社会運動。
デモや署名活動などの様々な運動が、私たちの生活を改善し、暮らしを支えてきたことは言うまでもありません。
ただ、それを「なんとなくイヤ」という人たちがいます。
「権利を主張するのは自己中でわがままだ」なのだそうです。
「怖い」「中立じゃない」のだそうです。
でもだからと言って誰も主張しなければ、社会は何も変わらないどころか、
いま権力を持っている人たちの思うがままになってしまいます。
それは会社や学校という枠組みで考えても同じことですよね。
「わがまま」という言葉をネガティブにとらえるのではなく、前向きに、クリエイティブに。
考えていること、言いたいことを表明するのは、当たり前のことです。
社会や政治は、身近にある。
全部つながっています。
モヤモヤ、イライラを手放し、お互いの「わがまま」を受け入れ、
自分も他人もより良く生きられる社会へ。