庄野雄治
『たぶん彼女は豆を挽く』(mille books)

たぶん彼女は豆を挽く [ 庄野 雄治 ]
「こんなに広く普及しているにもかかわらず、良く知られていない食品も珍しい」
豆や道具の選び方、美味しく淹れる方法など、コーヒーの奥深き魅力と、徳島・アアルトコーヒーの日々のこと。
シンプルで雑味のない文章は、澄み切った一杯のよう。
一方で、ロースターとしての蓄積、店を営業してきた経験が醸し出す、深みとコク。
吉祥寺「moi」の店主・岩間氏が解説で触れている「最上級の、普通のコーヒー」というのは、
著者が綴る文章そのままで、選び抜かれた言葉の端々からも香ってくる。
2010年刊行の著書に50編の書き下ろしエッセイを加え、コンパクト新装版として復刊。
堀井和子との超簡単なハンドドリップ講座、長谷川ちえとのお店を続けていくための対談も掲載。
「あなたはコーヒーが好きですか?」