吉田右子、小泉公乃、坂田ヘントネン亜希 著
『フィンランド公共図書館 躍進の秘密』(新評論)

フィンランド公共図書館 躍進の秘密 [ 吉田右子 ]
公共サービスにも市場価値が持ち込まれ、弱体化が進む中、「世界一」公共図書館を意欲的に使う国がある。
それは、北欧・フィンランドだ。
この国の教育において、最も重要視されているのが「平等性」を守ること。
そして格差を無くすこと。
そういったベースが、保育所や小学校、高等教育に至るまで、教育を支え、その中心を貫いている。
「身の丈」などという言葉が大臣の口から出てしまう国とは、全く違い、その差に愕然とする。
公共図書館という存在が教育制度の中に組み込まれるだけでなく、市民による情報と文化へのアクセスは100%保障され、生涯学習を約束する。
そこはまさに知の拠点であると同時に、日々の生活における、人々の心の拠り所でもある。
図書館を取り巻く環境が厳しいのはどこも変わりはない。
その中で、「公共図書館はフィンランド人の誇り」とまで言われる、その秘密とは。
各地の特徴的な図書館を訪ねながら、そのヒントを探る。
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