若松英輔
『不滅の哲学 池田晶子』(亜紀書房)

不滅の哲学 池田晶子 [ 若松 英輔 ]
『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺し、2007年に46歳でこの世を去った“哲学の巫女”池田晶子。
その思考と思索を、批評家・若松英輔が解きほぐす。
彼女は「言葉」に何を見、何を込めたのか。
語られる「魂」「愛」「幸福」とは。
「苦難や危機に際して人が本当に必要とするものは、必ず言葉であって、金や物ではあり得ない。」(「暮らしの哲学」より)
「幸福になるために、幸福な心になるために、遠い先まで待つ必要なんかない。だって、君の心は、今ここにあるからだ。人生はもう始まっているからだ。」(「14歳の君へ」より)
書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。
新たに命を吹き込む装画は、西淑によるもの。
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