若松英輔
『読書のちから』(亜紀書房)

読書のちから [ 若松 英輔 ]
「苦しみにあるとき、手を差し伸べてくれたのは、いつの日か、苦しみの日々を生きた人たちだった」。
書物から得るべきなのは単なる知識や情報だけでなく、危機に際して支えとなる言葉、情愛。
「耐えがたい苦しみにあるとき、私たちが探さねばならないのは、安易な慰めや気休めよりも、一つの言葉である。」
「人生を変える一冊は確かに存在する。だが、出会ったときにそれだと分かるとは限らない。」
「良書とは、どこかに存在するものではなく、本とその人の良き出会いが成就したとき生まれるものなのだろう。」
生涯の一冊、そしてコトバに出会う為に。
確かに生きること。
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