2017年08月23日

【イベント出店のお知らせ】&SCENE 手創り市、代官山ヒルサイドマーケット

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

今週末と、来週末の出店予定をお知らせします。

8/27(日) &SCENE 手創り市 *雨天中止
 場所:千駄木 養源寺
 詳細は⇨http://www.andscene.jp/

*店舗も営業します(夕方まで店主不在です)。

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・9/3(日) 代官山ヒルサイドマーケット 古書・骨董の市
 場所:代官山 ヒルサイドスクエア
 詳細は⇨http://hillsideterrace.com/events/109/

*店舗は休業となります。
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2017年08月21日

ヘルシンキ古本屋めぐり ー時々カフェとムーミンとー 【後半】

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東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

8/14〜8/19の間、夏休みをいただきフィンランドへ行って来ました。
仕入れの旅ではないのですが、やはり職業柄、本屋や古本屋は気になるもの。
北欧の本が好きで扱っているだけに、きっと彼の地のそこは宝箱のような場所。
いくら観光目的とはいえ、これは行かないわけにはまいりません。
というわけで、気になるお店をピックアップして、旅行の合間に巡って来ました。

*こちらは後半(8/16,17,18)の記録です。

前半(8/14,15)はこちらからどうぞ。
http://hirunekodou.seesaa.net/article/452844179.html?1503390522


それでは後半の始まりです〜。


●8/16 訪問店:古本屋2軒+新刊書店

この日はまず、オプショナルツアーに参加して、ヌークシオ国立公園へ。
静寂と清々しい空気に包まれ、まさに「森と湖の国」というのを実感します。
ちなみに映画「かもめ食堂」のポスターの撮影が行われたのもこちらです。

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みんなで薪割りをして、

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焚き火のそばで食べるシナモンロールは格別です。


その後、デザインセンターを見学。
イッタラ・アラビアなど、人気の北欧ブランドが集まっています。

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ツアーの最後はカイヴォプイスト公園にある、カフェ・ウルスラへ。
こちらも「かもめ食堂」の撮影が行われた場所。
あいにくの曇り空でしたが、こちらも自然に囲まれとても気持ちの良い場所でした。

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ここから徒歩で移動。
南の方から中心部へ戻ります。

こちらは、「かもめ食堂」の舞台になった場所。
今はオーナーが代わり、「Ravintola KAMOME(ラヴィントラかもめ)」というレストランになっています。
せっかくなので通りかかってみました。

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この日の古本探し、最初の目的地は古本屋ではなく、蚤の市。

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ヒエタラハティは、ヘルシンキでも最大の蚤の市ということで、
ビンテージの食器や雑貨、レコードなどが各ブースに積み上げられています。
古本を扱っているところもいくつかあったので、絵本や古切手を購入しました。


こちらは、偶然見かけた古本屋。

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その後、フィンランドで最も古い歴史をもつ、老舗のエクベリカフェで小休止。

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そして、この日最大の目的地、C. Hagelstam Antikvariaattiへ。

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足を踏み入れた瞬間、まるで時間が止まったかのような感覚に襲われました。
棚が放つ、圧倒的な重厚感と存在感。
長い歴史を積み上げてきた“匂い”が満ちています。
美術書の棚はまさに圧巻で、世界中の美術に関する本が集まっているのではないかと思わせるほどのボリュームです。
連れて帰りたい本が山ほどありましたが、厳選して絵本を購入。
後ろ髪を引かれる思いで、店を出ます。


そのすぐ隣には別の本屋Nideが。

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元々、ミュージアムショップに勤めていた方が開いたお店ということもあり、
アートやデザインに特化した新刊書店です。
センスのあるグッズや、おしゃれな文具なども売っていて、
流行の最先端という趣です。


●8/17 ムーミン美術館(タンペレ)へ

この日は、古本屋巡りはお休み。
一度は訪れてみたかった、ムーミン美術館へ。
そもそも北欧に興味を持ったのは、ムーミンの世界に出会ったことがきっかけ。
ようやく夢が叶います。

ドキドキしながら切符を買い、何度も確認して列車に乗り込みます。
いざ、タンペレへ。

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美術館は今年リニューアルオープンしたばかり。
ちょうどライセンスミーテイングが開催中ということで、
各国の関係者が集っていました。

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そして、ついにその時が。

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中は撮影できないのですが、あまりの素晴らしさにもう言葉も出ません。
トーベ・ヤンソンによる原画はもちろん、パートナーのトゥーリッキ・ピエティラと作り上げた立体物の展示、詳しくは書けませんが原作ファンの心をくすぐる細かな仕掛けも満載で、まるでムーミンの物語の中に入り込んで行くよう。
日本語の解説にも対応していて、いかに日本からの観光客が多いかがわかります。

ロビーには、ムーミンたちと一緒に撮影できるスポットも。

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キャラクターや小物を自由に動かして撮影することができるので、
オリジナルのムーミン世界を表現することができます。

ライブラリーには各国の出版社からの寄贈本も。
日本語版もしっかり置いてありました。

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併設のレストラン・トゥフトもオススメです。

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タンペレの町は素朴で穏やか。
ヘルシンキの町とは違った味わいがあります。

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フィンレイソンの旧工場や厩舎跡を利用したマーケットなど、
この町の歴史や人々の暮らしを間近に感じ取ることができました。

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●8/18 訪問店:古本屋2軒

いよいよ最終日。
最後にどうしても訪問したかった古本屋があります。

その前に、近くのテンペリアウキオ教会へ。

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岩をくり抜いて作られた、この教会。
5年前の訪問時に大きな衝撃を受け、
ぜひ再訪してみたいと思っていたのでした。
天井から差し込む自然光がなんとも柔らかで、
奏でられる音楽と合わせ、神聖な気持ちになります。


偶然通りかかった古本屋で、絵本を購入。
店頭の1€箱がアタリでした。

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そしてついに今回の最終目的地、ARKADIAへ。

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『世界の夢の本屋さん』にも掲載されている、フィンランドを代表する古本屋さんです。
店内に入ると、店主のイアンさんが気さくに話しかけてくれました。

地下に降りると、奥のさらに奥まで続く広大な空間が。

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絵本から始まり、文学、人文、哲学、法律、美術など、オールジャンル。
しかもフィンランド語だけでなく、各国語が揃えられているのには驚きました。
数は少ないですが、日本の小説も置かれていました。
誰かが売りに来たのでしょうか。

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部屋には大きなテーブルや、ビリヤード台も。
連日イベントが行われているようで、まさに地域における文化の発信地となっています。

これだけの膨大な蔵書、とても全ては見切れませんでしたが、
最後にこの本屋に来ることができて良かったと、喜びを噛みしめました。

店主のイアンさんは以前に東京で個展を開催したこともあるそう。
またいつか会いましょうと、再会を期して別れました。


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4泊のフィンランド滞在も、終わってみればあっという間。
偶然通りかかったお店や、入れなかったところもあわせれば15店ほどの本屋をまわりました。

もちろんルートの都合で行くことのできなかった書店、
帰国して初めてその存在を知ったお店もあります。

もしヘルシンキで古本屋を巡る際には、ぜひ最新の情報をチェックしてみてください。
素晴らしい棚、そして素敵な店主さんが、あなたを待っているはずです。


*今回参考にした書籍

・『3日でまわる北欧inヘルシンキ』

3日でまわる北欧inヘルシンキ (SPACE SHOWER BOOKs) [ 森百合子 ]


・『世界の夢の本屋さん(3)』

世界の夢の本屋さん(3) [ 清水玲奈 ]
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2017年08月20日

ヘルシンキ古本屋めぐり ー時々カフェとムーミンとー 【前半】

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東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

8/14〜8/19の間、夏休みをいただきフィンランドへ行って来ました。
仕入れの旅ではないのですが、やはり職業柄、本屋や古本屋は気になるもの。
北欧の本が好きで扱っているだけに、きっと彼の地のそこは宝箱のような場所。
いくら観光目的とはいえ、これは行かないわけにはまいりません。
というわけで、気になるお店をピックアップして、旅行の合間に巡って来ました。

個人的な記録ではありますが、もしヘルシンキで古本屋さんに行きたいという方がいらっしゃったら、参考にしていただければ嬉しいです。
(原則として、店内の写真は撮っていませんが雰囲気だけでも伝われば)

前半(8/14,15)と後半(8/16,17,18)の2回に分けてお伝えします。

それでは前半のはじまりはじまり〜。


●8/14 訪問店:アカデミア書店(新刊書店)

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13時50分、成田から飛び立ったフィンエアーが到着したのは、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港。
入国審査や荷物の受け取りを無事に済ませます(緊張緊張)。
そそくさとフィンエアーバスに乗り込み、中央駅へ向かいました。

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抜けるような青空、乾いた空気。
日差しは強いものの、気温は20℃ほど。
蒸し暑い東京から来た身には、なんとも快適です。
早くも「ここに住みたい!」

駅から5分ほどのホテルにチェックイン。
ほっと一息ついたところで、いよいよ街中へ繰り出します。

目指すはエスプラナーディ通り。
有名ブランドが立ち並び、おしゃれなカフェも軒を連ねる、
ヘルシンキ観光の中心になるスポットです。

そしてそこには、何を措いても訪問したかった書店が聳え立っています。
「アカデミア書店」Akateeminen Kirjakauppa

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フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)が設計した、フィンランド最大の書店です。

入り口近くにはベストセラーやアアルトにちなんだ書籍が並んでいます。
当然ですがそこは一面フィンランド語の世界。一気に吸い込まれ、圧倒されました。
そして必ずしもアート本だけでなく、それぞれの本の素敵な装丁にも目を奪われます。
無駄なPOPなども目に入らず、この国におけるデザインの重要性を早くも垣間見ることに。

印象的だったのは児童書売り場の広さ。
全体の売上構成比はわかりませんが、非常に贅沢なスペースの使い方。
やはりムーミンやマウリ・クンナスなど人気の絵本が目につきますが、
外国の絵本も多く、またパズルなどの知育玩具もしっかり揃えられています。
1階の奥にあるのですが、通路幅もゆったり取られ、
安心して絵本を選べる環境が整っています。

日本の大型書店では、児童書売り場が上の方の階にあることがほとんど。
どちらが良いというわけではありませんが、これだけを見てもフィンランドという国が、
子どもを歓迎し、その教育に力を入れていると感じられます。

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内部は回廊式になっていて、三層吹き抜けの開放的な空間です。
天窓から降り注ぐ光はとても柔らか。
本たちが心地よく呼吸しているように感じられます。
冬の間の日照時間が極端に短い北欧の国々。
短い時は3〜4時間しか太陽が出ないのだとか。
うまく自然の明かりを取り入れる工夫がなされています。

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2階にはこちらも人気スポットのカフェ・アアルトが。
アカデミア書店で買った本を、こちらでコーヒー片手に読む時間は至福でしょうね。
残念ながらシナモンロールが無かったので、ベリーのケーキをいただきました。

見応えたっぷりで、思ったよりも長居をしてしまったアカデミア書店。
初日ということもあり、あとは無理せずに市内観光。

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19時を過ぎても昼間のような明るさ。
貴重な夏の日差しを吸収しようと、上半身裸になっている人も見かけます。
ヘルシンキ大聖堂や元老院広場、カンピ礼拝堂などに立ち寄って、
翌日に控える怒涛の古本屋巡りに備えます。


●8/15 訪問店:古本屋5軒+絵本専門店

この日は朝から地下鉄に乗って、ハカニエミのマーケットへ。
1階には食料品を扱うお店が並んでいて、地元の方にとっては必須の場所。
2階の雑貨フロアには日本人観光客がたくさんいました。

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この日、目指したのはカッリオ地区。
かつては労働者の町だったこのエリアも、近年は若いクリエイターやおしゃれなお店が集まり、賑わいを見せています。

「グッドライフ・コーヒー」や、クマ公園に立ち寄って時間調整。
緑が多くて気持ちいいです。

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そしていよいよ古本屋巡りの開始です。

1軒目はDivari Kaleva

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若い人たちが集まって話していたのでお客さんかな?と思っていましたが、
どうやら店員さんのよう。とてもフレンドリーです。
本だけでなくレコードなども置かれ、一見雑然とした棚ですが、値段が安い!

今回の古本屋巡りの主な目的は絵本。
ムーミンはもちろん、初めて出会う絵本にテンションが上がりっぱなしです。
まだ1軒目だというのに、早くも数冊を買ってしまいました。
北欧でのドナルドダック人気をまざまざと見せつけられます。
あっちをみても、こっちを見てもドナルドばかり。
ミッキーはほとんど見当たりません(笑)

日本の漫画も数多くあり(ドラゴンボールやナルト、らんま1/2など)、
サブカル好きが集まるお店なのだろうと感じます。


2軒目はこちら。Antikvariaattiですが、店名はわからず……。
(住所はVaasankatu 20 00101 Helsinki)

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小柄なおばあちゃんがニコニコと対応してくれました。
入り口も狭く、こじんまりとした店内。
ペーパーバックが多めですが、どうやら奥の部屋には貴重な本も多そう。
さすがにそちらには入れませんでしたが、只者ではなさそうな印象が残ります。
こちらもドナルドの波をかき分けて、絵本を1冊購入しました。


3軒目はAntikvariaatti Punainen Planeetta

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大きな書店ではないものの、次々と地元のお客さんがやってきます。
こちらの特徴はなんといってもヘルシンキ本。
写真集やガイドなど、ヘルシンキの町に関する本の量が圧倒的です。
絵本はほとんどないのですが、せっかくなので美しいイラスト集を。
写真とはまた違う、町の空気や味を感じられる1冊です。

以上の3軒は歩いてすぐの距離にありますので、あわせてぜひ。

このあとは絵本専門店Toukkaを目指してひたすら歩きます。
以前はカッリオ地区の中心にあったのですが、少し離れたテウラスタモという場所に移転しています(おそらく建て替え工事のため)。

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このテウラスタモ、元々は食肉処理場だった場所を活用し、
様々なレストランが営業しています。
思いがけずヘルシンキの注目スポットに行くことになりました。

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せっかくなので、人気のケッロハッリで昼食を。
基本はビュッフェスタイルで、地元の食材を味わうことができます。
夜はまた雰囲気が違って楽しそう。


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Toukkaは新刊中心で、一部古本やリトルプレスも扱っています。
手前には机があり、ワークショップやイベントが行われているようでした。
奥のカウンターでは飲み物もオーダーでき、ブックカフェとしての機能もあります。

以前のお店の雰囲気を味わえずに残念でしたが、古本屋ではお目にかかれない絵本をたくさん見ることができたのは大きな収穫でした。

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その後は再びヘルシンキの市街に戻ります。

ヘルシンキ大学駅そばのAntikvariaatti Sofia

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大学の近くという立地もあり、さすがの品揃え。
店頭に1€の均一コーナーがあるのは、日本でも見慣れた光景。
学生から観光客、大学の先生らしき人までひっきりなしにお客さんが入ってきます。
奥にはギャラリーを兼ねた読書スペースも。
レジ横にはお茶やクッキーも置いてあり、地域に開かれた古本屋という印象です。


目当てのTiedekirjaは、バカンス中のため早仕舞い。
見るからに素敵な品揃えだっただけに残念ですが、この自由なところが北欧の人らしいですね。

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元老院広場の近くで偶然見つけた古本屋。
Senaatintorin antikvariaattiは、猫の本が多めでした。

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もちろん猫の本、そしてマウリ・クンナスの絵本を買います。


この他に偶然見かけた本屋もあり、まさに本屋デー。
荷物のあまりの重さに音をあげそうでしたが、途中でトートバッグを購入してまで本屋を巡ってしまうところが本好きの悲しさでしょうか。

このあとは後半に続きます。
http://hirunekodou.seesaa.net/article/452869650.html?1503391489


posted by ひるねこ at 19:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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