2017年08月20日

ヘルシンキ古本屋めぐり ー時々カフェとムーミンとー 【前半】

IMG_3599.jpg

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

8/14〜8/19の間、夏休みをいただきフィンランドへ行って来ました。
仕入れの旅ではないのですが、やはり職業柄、本屋や古本屋は気になるもの。
北欧の本が好きで扱っているだけに、きっと彼の地のそこは宝箱のような場所。
いくら観光目的とはいえ、これは行かないわけにはまいりません。
というわけで、気になるお店をピックアップして、旅行の合間に巡って来ました。

個人的な記録ではありますが、もしヘルシンキで古本屋さんに行きたいという方がいらっしゃったら、参考にしていただければ嬉しいです。
(原則として、店内の写真は撮っていませんが雰囲気だけでも伝われば)

前半(8/14,15)と後半(8/16,17,18)の2回に分けてお伝えします。

それでは前半のはじまりはじまり〜。


●8/14 訪問店:アカデミア書店(新刊書店)

IMG_3192のコピー.jpg

13時50分、成田から飛び立ったフィンエアーが到着したのは、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港。
入国審査や荷物の受け取りを無事に済ませます(緊張緊張)。
そそくさとフィンエアーバスに乗り込み、中央駅へ向かいました。

IMG_3195のコピー.JPG

抜けるような青空、乾いた空気。
日差しは強いものの、気温は20℃ほど。
蒸し暑い東京から来た身には、なんとも快適です。
早くも「ここに住みたい!」

駅から5分ほどのホテルにチェックイン。
ほっと一息ついたところで、いよいよ街中へ繰り出します。

目指すはエスプラナーディ通り。
有名ブランドが立ち並び、おしゃれなカフェも軒を連ねる、
ヘルシンキ観光の中心になるスポットです。

そしてそこには、何を措いても訪問したかった書店が聳え立っています。
「アカデミア書店」Akateeminen Kirjakauppa

IMG_3234.jpg

フィンランドの巨匠アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)が設計した、フィンランド最大の書店です。

入り口近くにはベストセラーやアアルトにちなんだ書籍が並んでいます。
当然ですがそこは一面フィンランド語の世界。一気に吸い込まれ、圧倒されました。
そして必ずしもアート本だけでなく、それぞれの本の素敵な装丁にも目を奪われます。
無駄なPOPなども目に入らず、この国におけるデザインの重要性を早くも垣間見ることに。

印象的だったのは児童書売り場の広さ。
全体の売上構成比はわかりませんが、非常に贅沢なスペースの使い方。
やはりムーミンやマウリ・クンナスなど人気の絵本が目につきますが、
外国の絵本も多く、またパズルなどの知育玩具もしっかり揃えられています。
1階の奥にあるのですが、通路幅もゆったり取られ、
安心して絵本を選べる環境が整っています。

日本の大型書店では、児童書売り場が上の方の階にあることがほとんど。
どちらが良いというわけではありませんが、これだけを見てもフィンランドという国が、
子どもを歓迎し、その教育に力を入れていると感じられます。

IMG_3235.jpg

内部は回廊式になっていて、三層吹き抜けの開放的な空間です。
天窓から降り注ぐ光はとても柔らか。
本たちが心地よく呼吸しているように感じられます。
冬の間の日照時間が極端に短い北欧の国々。
短い時は3〜4時間しか太陽が出ないのだとか。
うまく自然の明かりを取り入れる工夫がなされています。

IMG_3211.JPG

2階にはこちらも人気スポットのカフェ・アアルトが。
アカデミア書店で買った本を、こちらでコーヒー片手に読む時間は至福でしょうね。
残念ながらシナモンロールが無かったので、ベリーのケーキをいただきました。

見応えたっぷりで、思ったよりも長居をしてしまったアカデミア書店。
初日ということもあり、あとは無理せずに市内観光。

IMG_3221.JPG

IMG_3201.JPG

19時を過ぎても昼間のような明るさ。
貴重な夏の日差しを吸収しようと、上半身裸になっている人も見かけます。
ヘルシンキ大聖堂や元老院広場、カンピ礼拝堂などに立ち寄って、
翌日に控える怒涛の古本屋巡りに備えます。


●8/15 訪問店:古本屋5軒+絵本専門店

この日は朝から地下鉄に乗って、ハカニエミのマーケットへ。
1階には食料品を扱うお店が並んでいて、地元の方にとっては必須の場所。
2階の雑貨フロアには日本人観光客がたくさんいました。

IMG_3244.JPG

IMG_3240.JPG

この日、目指したのはカッリオ地区。
かつては労働者の町だったこのエリアも、近年は若いクリエイターやおしゃれなお店が集まり、賑わいを見せています。

「グッドライフ・コーヒー」や、クマ公園に立ち寄って時間調整。
緑が多くて気持ちいいです。

IMG_3252.JPG

IMG_3261.JPG

そしていよいよ古本屋巡りの開始です。

1軒目はDivari Kaleva

IMG_3265.JPG

若い人たちが集まって話していたのでお客さんかな?と思っていましたが、
どうやら店員さんのよう。とてもフレンドリーです。
本だけでなくレコードなども置かれ、一見雑然とした棚ですが、値段が安い!

今回の古本屋巡りの主な目的は絵本。
ムーミンはもちろん、初めて出会う絵本にテンションが上がりっぱなしです。
まだ1軒目だというのに、早くも数冊を買ってしまいました。
北欧でのドナルドダック人気をまざまざと見せつけられます。
あっちをみても、こっちを見てもドナルドばかり。
ミッキーはほとんど見当たりません(笑)

日本の漫画も数多くあり(ドラゴンボールやナルト、らんま1/2など)、
サブカル好きが集まるお店なのだろうと感じます。


2軒目はこちら。Antikvariaattiですが、店名はわからず……。
(住所はVaasankatu 20 00101 Helsinki)

IMG_3317.jpg

小柄なおばあちゃんがニコニコと対応してくれました。
入り口も狭く、こじんまりとした店内。
ペーパーバックが多めですが、どうやら奥の部屋には貴重な本も多そう。
さすがにそちらには入れませんでしたが、只者ではなさそうな印象が残ります。
こちらもドナルドの波をかき分けて、絵本を1冊購入しました。


3軒目はAntikvariaatti Punainen Planeetta

IMG_3319.jpg

大きな書店ではないものの、次々と地元のお客さんがやってきます。
こちらの特徴はなんといってもヘルシンキ本。
写真集やガイドなど、ヘルシンキの町に関する本の量が圧倒的です。
絵本はほとんどないのですが、せっかくなので美しいイラスト集を。
写真とはまた違う、町の空気や味を感じられる1冊です。

以上の3軒は歩いてすぐの距離にありますので、あわせてぜひ。

このあとは絵本専門店Toukkaを目指してひたすら歩きます。
以前はカッリオ地区の中心にあったのですが、少し離れたテウラスタモという場所に移転しています(おそらく建て替え工事のため)。

IMG_3279.JPG

このテウラスタモ、元々は食肉処理場だった場所を活用し、
様々なレストランが営業しています。
思いがけずヘルシンキの注目スポットに行くことになりました。

IMG_3325.jpg

せっかくなので、人気のケッロハッリで昼食を。
基本はビュッフェスタイルで、地元の食材を味わうことができます。
夜はまた雰囲気が違って楽しそう。


IMG_3320.jpg

Toukkaは新刊中心で、一部古本やリトルプレスも扱っています。
手前には机があり、ワークショップやイベントが行われているようでした。
奥のカウンターでは飲み物もオーダーでき、ブックカフェとしての機能もあります。

以前のお店の雰囲気を味わえずに残念でしたが、古本屋ではお目にかかれない絵本をたくさん見ることができたのは大きな収穫でした。

IMG_3274.JPG


その後は再びヘルシンキの市街に戻ります。

ヘルシンキ大学駅そばのAntikvariaatti Sofia

IMG_3316.jpg

大学の近くという立地もあり、さすがの品揃え。
店頭に1€の均一コーナーがあるのは、日本でも見慣れた光景。
学生から観光客、大学の先生らしき人までひっきりなしにお客さんが入ってきます。
奥にはギャラリーを兼ねた読書スペースも。
レジ横にはお茶やクッキーも置いてあり、地域に開かれた古本屋という印象です。


目当てのTiedekirjaは、バカンス中のため早仕舞い。
見るからに素敵な品揃えだっただけに残念ですが、この自由なところが北欧の人らしいですね。

IMG_3303.JPG


元老院広場の近くで偶然見つけた古本屋。
Senaatintorin antikvariaattiは、猫の本が多めでした。

IMG_3300.JPG

IMG_3301.JPG

もちろん猫の本、そしてマウリ・クンナスの絵本を買います。


この他に偶然見かけた本屋もあり、まさに本屋デー。
荷物のあまりの重さに音をあげそうでしたが、途中でトートバッグを購入してまで本屋を巡ってしまうところが本好きの悲しさでしょうか。

このあとは後半に続きます。
http://hirunekodou.seesaa.net/article/452869650.html?1503391489


posted by ひるねこ at 19:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月11日

OZmagazine『よりみちノート』掲載のお知らせ

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

OZmagazine創刊30周年を記念した『よりみちノート』に当店も掲載していただきました。

IMG_3162.jpg

編集部が厳選した「よりみちして楽しい」30の町。
雑誌の特集でよく見かける駅から、OZmagazine本誌では特集したことのない小さな町も。
それぞれの駅でオススメの4スポットが紹介されています。

今回は、「HAGISO」「ひみつ堂」「大平製パン」と一緒の掲載です。
これまでにも色々な「谷根千特集」で紹介していただきましたが、これだけ厳選されるとプレッシャーが。。
谷根千の名だたる人気スポットと並んでしまい変な汗をかいています。
ありがとうございます。

IMG_3163.jpg

寄り道しながらあれこれ書き込めるようになっていて、余白が楽しいノートです。
どう使いこなすかはあなた次第。ぜひいろいろな町を巡って、自分だけのノートを作ってくださいね。

甲斐みのりさんのエッセイや、ニシワキタダシさんのマンガも良い風味を添えています。

IMG_3164.jpg

今月下旬から一部書店にて発売されますので、見かけたらぜひご覧ください。


ここ最近、雑誌の「本屋特集」が続いています。
本好き、本屋好きだけが手に取るものより、普段本屋に足を運ばない人にも届けたい。
こういったノートに本屋が載ることはとても大切だなと感じています。

どうぞお散歩ついでにふらっとお立ち寄りください。
谷根千には、ここにはとても載せきれない素敵なお店がたくさんあります。
寄り道しながら出会いを楽しんでくださいね。
posted by ひるねこ at 18:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

ウェブサイト『ALICEY』掲載のお知らせ

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

ウェブサイト『ALICEY』内で、当店をご紹介いただきました。

『ALICEY』は主に女性に向けて、ファッションやグルメ、美容、恋愛、エンタメなど、
幅広いジャンルの情報を発信しているサイトです。

今回は、【レンタサイクルで女子旅! 文京エリアで「アートな東京」を堪能してきた】
というテーマで、サイクリングの途中で立ち寄りたいスポットとして、同じく谷根千エリアの「おにぎりカフェ 利さく」、さらに後楽園の東京ドームシティで開催中の「TOKYO ART CITY by NAKED」とともにご紹介いただきました。

暑い日が続きますが、自転車で風を切って走る爽快感は格別なもの。
電車や車での移動だと見落としがちなお店や風景も見つけることができますね。

休日にはぜひサイクリングにお出かけください。

☆記事はこちら
http://www.alicey.jp/article/73088
posted by ひるねこ at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
FX 商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。