2018年09月09日

『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

幡野広志『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。』(PHP研究所)



優しさについて。
孤独と友だちについて。
仕事やお金、生と死について。

ガンで余命3年と宣告された35歳の写真家が、息子に伝え、残す。

正解や絶対的な答えは無くとも、その時々で誰かの道を照らし、導くかもしれない。

地図やコンパスのような言葉たち。
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2018年09月08日

『奇跡の本屋をつくりたい』『本の虫の本』『蒐める人 情熱と執着のゆくえ』

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

久住邦晴(ミシマ社)
『奇跡の本屋をつくりたい』



営業時代、何度もその名を耳にしながらついに伺えなかった札幌・くすみ書房。
耳目を集めたフェアや試みの裏に、どれだけの苦悩や痛み、そして思いがあったのか。
17年に他界したオヤジが目指した「奇跡の本屋」は、きっとこれから生まれ、町を照らすに違いない。


林哲夫、能邨陽子、荻原魚雷、田中美穂、岡崎武志
『本の虫の本』(創元社)



ここで言う「本の虫」とは紙魚(しみ)ではなく、
言葉通り、本に埋もれ、本とともに生きる虫たち5人(匹)のことのよう。
「犬耳」「つんどく」などの用語から、本の世界、本屋にまつわるキーワードが満載。
書物とは、すべての人々ののっぴきならない生き様の果て、と。


南陀楼綾繁(皓星社)
『蒐める人 情熱と執着のゆくえ』



「集める」ではなく「蒐める」。それはもはや業だ。
編集者や古本界の重鎮へのインタビューからは、その真摯さがひしひしと伝わってくる。
本だけでなく言葉も蒐め続ける著者だからこそ引き出せる深度。
古書日月堂・佐藤真砂氏の「投了」という言葉が印象的。

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2018年09月07日

『スウェーデンのアール・ブリュット発掘』(平凡社)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

渡邉芳樹/小林瑞恵
『スウェーデンのアール・ブリュット発掘』(平凡社)



様々に定義される「アール・ブリュット」

それは専門的美術教育を受けていない者による「生(き)の芸術」。

創造の凄味、精神的高揚、解放感を伴った作品はまさに、芸術とは何かを問うてくる。

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これまで無視され、「存在しない」ことにされてきた人々や事象に名前がつくことで、可視化され、関心が生まれることがある。

例えば、「アダルトチルドレン」、「発達障害」、「LGBT」。

「アール・ブリュット」は精神病院の臨床現場に始まり、障害や福祉とともに語られることが多い。

福祉国家スウェーデンで、なぜこれらの作品は、これまで人々に認知されていなかったのだろうか。

知られざる原石の輝きがここにある。
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