2020年02月08日

『ロスねこ日記』(小学館)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

北大路 公子
『ロスねこ日記』(小学館)


ロスねこ日記 [ 北大路 公子 ]

SNSを開けば、そこにはいつも猫の画像が溢れている。
猫を持つ者はひたすらに自慢し、猫を持たざる者はただそれを眺める。

ああ、完全なる猫格差社会。

インターネットは、「人は隙あらば自分ちの猫を自慢したがる生き物である」との真実を明るみに出した。

ならば飼い猫を失って15年、心にぽっかり開いた「猫穴」はどうやって埋めればいい?

それはそう簡単に埋まるほど、浅い穴ではないのだ。

「何かを育ててみてはどうでしょう」
担当編集者K嬢に勧められ、まずは植物を育ててみることに。

「では手始めに椎茸はどうでしょう」
「え?」

猫の穴を埋めるべく育てた椎茸を、食べることはできるのか……?

心の中の猫と、自分の手で育てた様々な植物。
一緒に暮らした、ある1年間の日記。
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2020年02月06日

『しずけさとユーモアを』(エイ出版社)

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吉満 明子
『しずけさとユーモアを』(エイ出版社)


しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社センジュ出版 [ 吉満明子 ]

幼い頃に母親から贈られた、ミヒャエル・エンデの『モモ』。
本はいつも一緒にいて、黙って話を聞いてくれる友人のようだった。

そんな「モモ」のようになりたかった女の子は、出版の世界に飛び込んだ。
いくつかの会社に勤め、やりがいも達成感も感じながら、編集者という多忙な仕事の中で、いつの間にか灰色の男たちに時間を盗まれていった。

本を作っては、目標や収支、昨対を気にかける毎日。
朝5時に会社を出て、仮眠をとってまた職場へ。

常にイライラして優しくなかった。
何かが手のひらからこぼれ落ちていた。
背中がいつも、寒かった。

そして迎えた、3月11日。
あの震災は、生活や仕事やそれまでの価値観を、文字通り揺さぶった。

やがて授かった小さな命。
どんなエンターキーを押したところで、何も実行されないし、自分は「エラー」ばかり起こしている。

本を作るとは一体なんだろう。
町で暮らすとは一体どういうことだろう。

彼女はそれまでの数々の実績や編集長の座にこだわることなく職を辞し、ひとりで北千住に6畳2間の出版社を立ち上げた。

それがこの物語の舞台であり、“主人公”となるセンジュ出版だ。

ちいさな会社のちいさな場所から、4年間に様々なストーリーや縁が生まれ、6冊の本が送り出された。

今、彼女が日々編んでいるのは本だけではなく、「くらし」と「まち」だと思う。

しずけさとユーモア、そして豊かに流れる時間。
そこにはきっと、あの「モモ」の姿があるに違いない。

☆WEB SHOP ➡️
http://hiruneko.thebase.in/items/26293115
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2020年02月05日

『こねこのビスケット』(ポプラ社)

野中 柊 作/網中 いづる 絵
『こねこのビスケット』(ポプラ社)


こねこのビスケット (ポプラ社の絵本 63) [ 野中 柊 ]

夏に生まれた、小麦色のこねこ「ビスケット」は、窓辺でスノードームを見つけます。

ゆきってなに?
いつふるの?
ミルクみたいに冷たいの?

ビスケットの成長とともに季節は巡り、やがて冬がやってきました。そして空から……。

小さな瞳に映る真っ白な世界。
どんなに美しいことでしょう。

http://hiruneko.thebase.in/items/26081138
posted by ひるねこ at 19:43| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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