2020年09月03日

『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』(フィルムアート社 )

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

ジョージナ・クリーグ 著、中山ゆかり 訳
『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙』
(フィルムアート社 )


目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙 [ ジョージナ・クリーグ ]

〈私がこの本を書いたのは、ヘレン・ケラーという名の、私個人にとっての悪霊を追い払うためだ。〉

著者は視覚障害をもち、幼い頃からいつもヘレン・ケラーと比較されて育ってきた。

「なぜ、もっとちゃんと、ヘレン・ケラーのようにできないの?」

人々は常にこう言った。あるいは、そう言われているように感じられた。自分を幸運だと思いなさい。彼女は耳も聞えなかったのよ。決して不平などは言ったりしませんでしたよ、と。

そしてそれは自分だけではなく、他の障害をもつ人々にとっても、多くの害をもたらした。

「障害とは個人的な悲劇であり、したがって文化全体としての慣習や責任の負担を通じてよりもむしろ、個人の不屈の精神と勇気を通じて克服されるべきものだ」と。

不屈の精神の象徴として崇拝されるヘレン・ケラー。
だが彼女を、そのような偶像として崇められる事は、本当に正しいのだろうか?

著者は、ヘレンに関するあらゆる本やインタビュー、記事、その他の資料にあたり、その実人生を研究しつくしてきた。

そうしてある日、文通を始めた。もちろんヘレンから返事が戻ってくる事はない。あくまでも一方的な「対話」だ。
だがその過程で彼女の喜び、苦しみ、悩み、挫折などが浮かび上がり、「一人の盲目の女性」としての姿が現れてきた。

「奇跡の人」、あなたは何を思い、何を感じ、何を考えていたの?その笑顔の下には何を隠していたの?

神話の向こうにいる生身のヘレンに出会う。時間も空間もハンディも超えた魂の文通は、著者自身に、そして私たちに何をもたらすのだろうか。

圧倒的なリアルと迫力、痛快さ。
この本に出会えたことを感謝したい。

https://hiruneko.thebase.in/items/33286826

posted by ひるねこ at 18:50| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月02日

『コーヒーについてぼくと詩が語ること』(書肆梓)

東京・谷中の本屋ひるねこBOOKSです。

小山伸二
『コーヒーについてぼくと詩が語ること』(書肆梓)

FE18D57C-CA8F-42E9-ADCB-C9ECA026CC60.jpg

15世紀にイスラームの地で生まれたコーヒー飲用の文化から、21世紀現在のコーヒーの潮流までを、
20年以上にわたり親しんできた古今東西の書物から読み解き、縦横無尽に語り尽くす。

あなたの知らないコーヒーの風景がここに。

基礎知識と参考文献付き。

☆WEB SHOP➡️
https://hiruneko.thebase.in/items/33286927

---<目次>

コーヒーを愛する未知のあなたへ

第1章 旅するコーヒー
1 はじめに、あるいは道草から始まる物語
2  ニコのコーヒーをめぐる冒険
3 眠りたくない夜のために
4 「カフェ的」なるものの誕生
   イスタンブールの「コーヒーの家」・パリの初期カフェ
5 日本でのコーヒー文化の進化
   西欧化と日本のコーヒー受容・日本独自のハンド・ドリップ文化
6 手のひらの時代のコーヒー

第2章 ソクラテスのカフェ
1 哲学カフェ
2 詩とコーヒー
3 スーフィーのコーヒー
4 移動と変容
5 ふたたび、戦争
6 戦争と映画
7 最後のコーヒー

第3章 コーヒー文化論一九六八/二○一八
1 明治維新から
2 学生たちの「反乱」
3 食の総合出版社のこと
4 コーヒーをめぐる書籍
5 コーヒーの雑誌『blend』
6 異彩を放った著者
7 二十一世紀のコーヒー文化
8 新しい雑誌の登場

第4章 「詩とコーヒー」試論
1 禁酒法の国のコーヒー 
アラビア・フランス・イタリア・ウィーン・イギリス・アメリカ
2 ユーカーズにおける「コーヒーの詩」
3 朝に一杯のコーヒーを
4 コーヒーは詩を響かせるか

コーヒー基礎知識・注釈・参考文献一覧・本書に登場した映画

---

posted by ひるねこ at 18:39| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月31日

『少女のための海外の話』(ミツイパブリッシング)

三砂ちづる
『少女のための海外の話』(ミツイパブリッシング)


少女のための海外の話 [ 三砂ちづる ]

いつか海外へ出るあなたへ。

途上国の国際プロジェクトで実績を積み、現在は津田塾大学で国際協力を教える著者が、海外で働く魅力を伝える。

役立つ持ち物や外国語の学び方といった具体的なアドバイスから、「日本人」とは誰か、国際的な現場での“賢さ”、世界の見え方が変わった、という話まで。

豊富な経験をもとに語られる言葉には、少女・女性たちへの願いと覚悟が込められているようだ。

コロナ禍において、世界中の人が思うように他人に会えなくなった。それでもなんとか、私たちは繋がることが出来ている。

〈国際連帯、ということ、遠くにいる人のことを我がことのように感じるということ。国際的に生きる、とは、自らの想像力を使って、知の翼を広げて行くこと。〉

外国に行く。外国について学ぶ。
それは「自分が何も知らないことを知る」ことでもある。

☆WEB SHOP➡️
https://hiruneko.thebase.in/items/33200748
posted by ひるねこ at 17:53| Comment(0) | 紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
FX 商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。