三品輝起『すべての雑貨』(夏葉社)
「世界がじわじわと雑貨化している気がする。
これは豊かになって物の種類が増えたから、ってだけじゃない。
それまでは雑貨とみなされてなかった物が、
つぎつぎと雑貨に鞍がえしているせいなのだ。」
北欧系、乙女系、暮らし系、サブカル系、スピリチュアル系、レトロ系、ほっこり系……
「雑貨」と呼ばれるものは無限の広がりをもっています。
では雑貨とは一体何でしょうか?
世に溢れる"雑貨的なもの”を通して見ると、そこにはわたしたちの消費文化の姿が現れてきます。
様々なものを包括する“雑”という言葉のもつ意味とは?
本屋が雑貨を売るのが当たり前になった時代、
では本と雑貨に線引きはできるのでしょうか?
文房具やアート作品、電化製品はどうでしょうか?
モノだけは豊かにあるこの時代、我々は何を求め、買い続けているのでしょう。
「物と物のあいだに、一秒まえと一秒後のあいだに、ちがいさえあれば価値がうまれ、雑貨はどこまでも増えていく。ほんとうは、それは進化でも退化でもないはずなのに、私たちは、ちがいをたえまなく消費することで、どこかへ前進しているような夢をみている。」
著者は西荻窪の雑貨店「FALL」の店主、三品輝起氏。
10年以上、雑貨と向き合ってきたからこその視点、言葉に、
読み始めたばかりで何度唸ったことか。
雑貨好き、雑貨店を開きたいという方だけでなく、
個人で何かをつくったり始めたりしたい全ての人に読んでいただきたい。
間違いなく歴史に残る名著です。
http://hiruneko.thebase.in/items/6160722


