東江一紀 著/越前敏弥 編
『ねみみにみみず』(作品社)
ねみみにみみず [ 東江一紀 ]
「八方ふさがりが六冊で、四十八方ふさがり。できてもできなくても、こりゃもう、やるしかない。」
総計200冊以上の訳書を残し、数々の賞を受賞するなど、伝説の翻訳者として知られる東江一紀(あがりえ・かずき)。
氏の綴ったエッセイや「訳者あとがき」、年賀状(!)まで様々に集めた一冊ができました。
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【内容目次】
執筆は父としてはかどらず
お便りだけが頼りです
訳介な仕事だ、まったく
冬来たりなば春唐辛子
小売りの微少
寝耳に蚯蚓
待て馬鹿色の日和あり
変な表記、じゃない、編者後記
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軽妙洒脱。まさにその言葉がぴったりくるような氏の訳文は、海外文学の魅力を多くの日本人に知らしめました。
「創作かと思うほど生き生きした訳文なのに、原文からまったく離れていない」と多くの翻訳者が絶賛したその文章。
ファンはもちろん、そうでない方も、ぜひ本書で「東江節」をご堪能ください。
なかなか表に出ることのない、翻訳者の生活についても痛いほどよく伝わります。


