楽しみにしていた新刊が届きました。
影山 知明(クルミドコーヒー)
『続・ゆっくり、いそげ 植物が育つように、いのちの形をした経済・社会をつくる』
△を、▽に。
「会社も、学校も、政治も、まちも、今の社会は成果を先に定義して、そこへと最短距離で行こうとしている。人は規格化され、利用価値ではかられる。今の生きづらさの正体はそこにある。
それを180°、ひっくり返してみたらどうだろう。
一つ一つのいのちを大事にし、それらがのびのびと、それぞれの可能性を最大化するように関わり合ってみたら。」
JR中央線・乗降客数最下位の西国分寺駅。
そこで営業するクルミドコーヒー、そして隣の国分寺にある胡桃堂喫茶店は、地元の人はもちろん、全国のファンから愛される店でもある。
カフェの営業だけに留まらず、出版、哲学カフェ、地域通貨、書店、田んぼづくりと活動を広げてきたクルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の道のりは、まるで植物のそれのよう。
日々の営業という太い幹から、だんだんと枝を伸ばし、葉を茂らせた。
自動車に代表されるような、設計図を作り、労力・時間ともに最短・最小・最少を目指すような製作過程。
スピード重視、ローコスト、効率化、機能性。それはこれまでの日本経済を支えて来た。
でも、それはもう限界ではないのか。
人それぞれ、いのちの形も、好みも価値観も全く違う。
一つの目的を果たすため、固有性に目を向けず、最適化しようとすれば、いのちを傷つける結果となる。それは事業にとってもマイナスのはずだ。
そこで考えた。
植物が育つように、お店を作ることはできないか。
設計図を描くのではなく、今あるものを組み合わせる「ブリコラージュ」。
そこにこれからの社会を成り立たせるヒントがあるのではなかろうか。
地上の支配者、植物のありようから学び、一人一人が大切にされる経済・社会をつくるための処方箋。
人間はいのちであって、機械ではない。
ゆっくり、いそごう。
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2018 年 11 月 26 日発売
判型 :新書変形 240ページ
定価 :1,200円+税
印刷 :藤原印刷
製本 :クルミド出版
製本協力:美篶堂 本づくり学校
影山 知明(かげやま・ともあき)
クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主
1973年西国分寺生まれ。
前著に『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる
人を手段化しない経済~』(大和書房)。
☆WEB SHOP⇨
http://hiruneko.thebase.in/items/15215799
*2015年に刊行された、『ゆっくり、いそげ カフェからはじめる人を手段化しない経済』(大和書房)の続編。本書だけでも問題なくお読みいただけます。あえて「完成の一歩手前」を意識した、手製本の味わいをお楽しみください。


