池田達也
『しょぼい喫茶店の本』(百万年書房)
東京・新井薬師にある、その名も「しょぼい喫茶店」というお店をご存知でしょうか?
本書には、その開店に至るまで、そして開店してからの、エモすぎる話が詰まっています。
就活に失敗した大学生が、人生に行き詰まる
→「しょぼい喫茶店」をやりたいとブログに綴る
→『しょぼい起業で生きていく』の著者・えらいてんちょうに発見され、ブログがSNSで話題に
→見ず知らずの人から100万円もらう
→ここまでの展開に感動した女性が「手伝いたい」と鹿児島から上京
→ふたりで「しょぼい喫茶店」をオープン
→紆余曲折ありつつ、そしてふたりは結婚
という、嘘のような本当のお話。
これだけ読むとなんとなく、ネタ的な要素が強い本に思えるかもしれませんが、
「普通」という名のレールに乗れずに苦しんだこと、
生まれてこなければ良かったとさえ思ったこと、
自分の価値基準で幸せを決める、「足るを知る」を学んだこと、
などなど、少なからぬ人がその人生において直面し、戸惑い、乗り越え(あるいは別の道を選択し)てきたことが、圧倒的なリアルと共に描かれています。
会社に勤めるだけが人生ではない。
人の数だけ、働き方、暮らし方がある。
生きることに必死に、そして誠実に向き合ったからこそ、様々な人に助けられ、縁が繋がったのだと思います。
業種は違えど、店の営業のことなど、自分を重ね合わせて読みました。
☆WEB SHOP
➡️http://hiruneko.thebase.in/items/19239152


