種村有希子
『あのこのたからもの』(ブロンズ新社)
あのこのたからもの [ 種村有希子 ]
友だちとけんかして、泣きながら帰ってきたはなちゃん。
「ただいま」も言わず、洋服だんすに飛び込みました。
悲しいことがあると、いつもそこでいっぱい泣くのです。
でも今日は、なんと、中に知らない女の子がいるではありませんか。
どこかはなちゃんに似たその子は、お母さんと同じ名前。
お互いの胸の内を話し合ううちに、けんかした友だちのことが大切に思えてきて……。
種村さんと言えば、『かくれんぼ』(アリス館)でもクローゼットの中を舞台にしていましたね。
暗く、閉じられた場所での成長物語という点では、名作『おしいれのぼうけん』(童心社)に通じるところがあるかもしれません。
彼女が描く女の子の感情の移ろい、表情の豊かさ、そして心の成長というところに、いつも絵本というものの良さを思い出します。
種村さんには、昨年春に『きょう、おともだちができたの 』(童心社)の原画展を開催していただきました。
そして明後日4/17(水)の午前中に、出版社さんと一緒にご来店くださるそう。久々にお会いするのが楽しみです。
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