丸山晶代 著、渡邉博海 写真
『ちくわぶの世界』(ころから)
大人になって苦手意識が無くなった食べ物はいくつかありますが、その1つが「ちくわぶ」です。子どもの頃は「味がしない」「粉っぽい」と感じて、なんとなく遠ざけていました。成長して味覚が変わるとともに食べられるようになりましたが、それでも正直に言って、“ただの小麦粉の塊”だと思っていました。そう、この本に出会うまでは。
その歴史や製造方法、レシピ、食べ比べ。
決してメインには躍り出ないちくわぶですが、ここでは魅力のフルコースが提供されます。
まるで出汁が染みるかのように、魅惑のちくわぶ情報を浴び続けます。ええ、それはもうじゃぶじゃぶと。骨の髄まで浸みて、沁みます。
ちくわでもなく、かまぼこでもなく、生麩でもない。
そんな不思議で味わい深い食べ物が、この冬、あなたのおでんにきっといる。
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