ナシエ
『子どもと旅する北欧フィンランド 〜エストニアにもショートトリップ〜』(主婦の友社)
子どもと旅する北欧フィンランド [ ナシエ ]
これまで3冊の北欧本を出版した、著者のナシエさん。
今回の北欧旅行は、初めてのお子さん連れ!
行き先は「世界幸福度2年連続1位」「ママにやさしい国1位」に輝くフィンランドでした。
子ども服のショッピングや公園で遊ぶこと、フォトブックを作るなど、”親子でやりたいこと”のリストを作り、いざ出発!
フィンランドの首都ヘルシンキと第二の都市ポルヴォー、さらにはエストニアの首都タリンを、ベビーカーを押しながら満喫します。
子連れ旅行で気になるのは、やはり荷物や食事のこと。
事前の荷造りや機内での過ごし方、ホテル選びなどが詳しく解説されていて、参考になること間違いなし。
自由奔放な「ナシ太郎」くんに、時にはペースを乱されたり振り回されたりしながらも、親子三人が旅行を楽しんでいる様子がなんとも微笑ましいです。
もちろん子どもと一緒だと制限されることもあるはずですが、逆に子連れだからこそ体験できる時間や楽しめるスポット、そして何より一人旅では得られないたくさんの思い出がここには詰まっています。
読んでいて感じたのは、子連れに優しい国は子どもに優しい国、という至極当たり前のことでした。
北欧やフィンランドと言えば、洗練されたデザインやおしゃれな雑貨といったものがまず挙げられますが、ご存知の通りの福祉大国です。
本の中にも出てきますが、公共交通機関でベビーカーが優遇されたり、キッズルームが用意されている電車もあります。さらに言えば、妊娠したママに配布されるベビーパッケージや、男性の育児取得率が8割という実績も。
街で困っていたら気軽に声をかけてもらえたりと、まさに子育て天国。
そういった国だからこそ、ナシエさん親子も安心して旅が出来たのでしょう。
子ども向けのお店や図書館の充実、遊園地の存在なども、子育てのしやすい環境を支えています。
本書を読んで、フィンランドという国の魅力を改めて感じることが出来ました。
もちろん、子連れでない方も楽しめるような要素もたくさん。
ベリー摘みに湖水浴、マリメッコのアウトレット&本社食堂、蚤の市など、現地の様子を絵で伝えるのはナシエさんのお手の物。
過去に訪れた場所を思い返しながら、そしてまだ見ぬ場所に思いを馳せながら、ナシエさんのイラストを通してフィンランドの空気に触れたように思います。
お子さんと一緒の旅行を考えている方はもちろん、よりコアなフィンランド情報を知りたい方にとっても、参考になる一冊です。
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